NASAの火星探査機『キュリオシティ』が撮影して送ってきた写真の中に奇妙な“ボール”が見つかり、天文ファンやオカルトファンを熱くさせています。
このボールは9月11日にNASAが公開した画像の中に見つかったもの。赤い岩と砂礫しかない荒涼とした地面に、不自然なほどに丸い石がポツンと置かれています。一体この丸石の正体は何なのでしょうか?
この画像を見た人たちの反応
・この写真のスケールはいかほど? 以前、巨大だと思ってたものが、後にスケールが判明して実は3mmしかなかったってことがあった。見た目だけじゃわからないよね
・直径は1cm程度
・10cmくらいあるのかと思った
・「ブルーベリー」と呼ばれる同様の丸石は他にもたくさん見つかっているけど、これは特に巨大
・火星の写真はスケール感がわからなくて毎度腹が立つ
・もし地球に持ち帰ったら、どれくらい価値があるボールなの?
・モンタナに住んでいた時、こんなのはそこらじゅうにあった。風が作るんだと思う。たいていは真ん中に錆片が入ってる
・岩でできているように見えないのが気持ち悪い。他の星から来た誰かが置き忘れた発泡スチロール製のボールみたい
・人類が直接行ってみるまでは、火星人の子供がご飯を食べに帰る時に置き忘れたボールってことにしておいていいなw
・火星に知的生命体が存在する可能性は「ゼロ」だ
・今はいなくても、過去に存在した可能性は? あり得ると思うな
比較対象物がないので大きさがわかりにくいのですが、この丸石の大きさは直径1cm程度。テニスボール大に見えていた人は、実際のサイズを知ってちょっとガッカリしていました。まぁ、この程度の丸石ならいくらでも転がっていそうな気もしますしね。
NASAの科学者によると、この丸石は赤鉄鉱(ヘマタイト)の結石である可能性が高いと考えられているそうです。赤鉄鉱はかつて水があったか、鉱泉だった場所に多く見られる鉱物で、長い年月のうちに水中のミネラル分が結晶化すると同時に土壌の浸食作用を受けて丸く成長していくことがあります。
このような丸石は、地球上だとカリフォルニアやニュージーランドの海岸に巨大な砂礫(れき)の結石を見ることができます。また日本でも、川底や海岸にできる甌穴(おうけつ、ポットホール)という穴にきれいな丸石が残っているところがあります。岩の成分や形成過程は少し異なるにしても、いずれも“水”の存在が、丸石ができるための重要な要素となっていることは間違いなさそうです。そのため、この丸石は火星にもかつて水があったと考えられる有力な証拠としてとらえられています。
また、水由来説以外では、「宇宙塵」(うちゅうじん:微小隕石)説を唱える学者もいるようです。オカルトファンの筆者としては、「宇宙人」説を強く支持したいですけどね!
ソースと画像引用:http://www.reddit.com/r/space/comments/2hhlky/the_ball_of_mars_has_been_found_by_curiosity_rover/[リンク]
※この記事はガジェ通ウェブライターの「ろくす」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
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