ジャージー・ボーイズ

『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で2度のアカデミー賞監督賞に輝き、数々の名作を撮り続ける巨匠クリント・イーストウッド。その待望の最新作『ジャージー・ボーイズ』が、いよいよ9月27日(土)より日本公開となります。音楽界に不滅の伝説を打ち立てた4人組“ザ・フォー・シーズンズ”の真実の物語を描く、感動のヒューマンドラマです。

本作の魅力はなんといっても、ザ・フォー・シーズンズによる素晴らしい楽曲の数々ですが、劇中音楽の一部を手掛けているのがカイル・イーストウッド。クリント・イーストウッド監督の息子であり父の監督作に楽曲提供を続け、2008年には日本でも大ヒットした『グラン・トリノ』の音楽がゴールデングローブ賞最優秀主題歌賞にノミネートされるほど、その才能を発揮しています。

今回は、ブルーノート東京でのライブの為来日したカイル・イーストウッドにインタビューを敢行。映画の見所や、父との関係についてなど色々とお話を伺ってきました。

ジャージー・ボーイズ

まず、この映画の構想を聞いた時カイルは「第一印象として、これまでの作品と毛色が違うなと思いました。これまで父が作ってきた作品と比べると、いわゆる典型的なイーストウッド作品では無いなと」と感じたそう。

「父はミュージシャンの人生を語る作品がもともと好きだし、音楽も大好きだから、情熱をかけて良い作品が出来るだろうと確信はしていたよ」と、クリント・イーストウッドの映画へのこだわりを明かしています。

カイルの本作との関わりについては「父から言われたのは、ザ・フォー・シーンズンズが歌う既存の曲を使わない部分で映画を盛り上げる楽曲を作って欲しいという事です。この映画で僕がした役割はそんなに多く無いのですが、一人の観客として観た時に、この映画はとても素晴らしい仕上がりになっていると思う。音楽を楽しみながら、彼らの功績がいかに素晴らしかったか知ることが出来るんだからね」とこの映画が音楽家から観ても素晴らしい作品であるとコメント。

「父と母はジャズが大好きだったから、子供の頃から自然とジャズを聴いていて、音楽が大好きになったことは両親にとても感謝している」というカイルさん。ザ・フォー・シーズンズについて「もしかしたら犯罪に走ってしまったかもしれない人達が、幸運にも才能と個性に恵まれて音楽で成功していくというストーリーがとても興味深いよね」と話し、

「ボブ・ゴーディオは素晴らしい楽曲をたくさん生み出していて、もともとザ・フォー・シーズンズの音楽を知らなかった人でも思わずノってしまうと思う。音楽から映画を楽しむというスタイルも良いんじゃないかな?」と映画の楽しみ方を提案してくれました。

映画『ジャージー・ボーイズ』は本日27日より公開。超名曲「君の瞳に恋してる」を大スクリーンで堪能すべし!

ジャージー・ボーイズ

『ジャージー・ボーイズ』ストーリー

犯罪が日常茶飯事の、ニュージャージーで最も貧しい町。そこから抜け出すには、軍隊に入るか、ギャングになるか、スターになるしかなかった。金も、コネもない彼ら4人の若者にあったのは、神から与えられた歌声と、曲を作る才能、そして見事に息の合った完璧なハーモニー。それだけを武器に、彼らは一躍トップスターへと駆け上がり夢のような栄光をつかむ。だがその裏側で生まれたグループ内の嫉妬、裏切り、借金、グループの崩壊、そして最愛の家族の喪失……。しかし、彼らの人生はそれで終わりではなかった。絶望の先に生まれた名曲『君の瞳に恋してる』、そして彼らを再び音楽が結びつける――感動のラストにあなたの胸はしめつけられる――。

http://www.Jerseyboys.jp

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