ガケ書房では、その日初めて入荷した雑誌などに、こんな札をつけています。本日発売の「本日発」ではなく、本日初入荷の「本日初」です。
これは、人によって1冊の本と出会うタイミングがそれぞれ違うように、本屋によって1冊の本の入荷する日がまちまちなので、「ガケ書房には今日初めて並びましたよ」「今日ガケ書房でこの本と出逢った人は、今日が発売日ということですよ」という提案です。
本の発売日を調べている人なんて、いまとなってはあんまりいないのでこの感じでいいと思ってます。
少し前に、POPの新しいつけ方を探るという記事を書きましたが、ほんの少しだけ進みましたので、ご報告。できるだけ(手間を抜く・お金かけず・量産型・タフさ・存在感)ということで思案しております。まずひとつ。
半円を本の上部や帯にかける。(※POPと内容、全然関係なし)
かわいげですが、安定感にかけます。ベロ出してるみたいですね。存在感があるようなないような。
次、
お札型。結構、気に入ってます。名づけて「控えめPOP」。下がペラペラするのをどうやって固定するか? ひっつき虫かな? ほどよい存在感あり。筆ペンありきの芸風ですが。
これの他パターン
なぞかけ風。
対話風。
イメージとしては、駅のキオスクなんかでぶらさがってる文藝春秋の朱色の筆文字POPのような感じです。「あ~あ、あれね」という声、今、聞こえました。皆の記憶のいちばん端にあるような存在。
決まっているのは、本にかける・はさむということ。紙は、ガケ書房に皆さんが持ってきてくださる無数のフライヤーの裏紙(もちろん会期の終わったもの)なんか使っても面白いかもと思ったり。色もついてるし、いい紙を使ってたりするし、情報が少し裏に残っていても面白い。
しかし、これは誰でも気軽にできる感じではない。独自の字面が味になっているところもあるし、その形や大きさは、本によって臨機応変に切って作ろうと思っているが、やや手間がかかるのでフォロワー(これを真似する人)は皆無だろう。面陳列のみに対応できるPOPだし。なにより安定感が。。
もすこし精進します!
次回からは、ガケ書房の本棚を毎回クローズアップしてその並びや売れる推移を探ります。
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