今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
■「問題を矮小化している」と問題を矮小化する人々(メカAG)
自分こそ高次の視点に立って物事を俯瞰しているのだ、自分以外の人間は枝葉末節の部分にとらわれて本質が見えていない。そう主張する人は少なくない(俺とかw)。
まあ当然そういう思考にも落とし穴があって、そういう人はしばしば慢心し、さらに高次の視点で物を見てる人たちがいることに気づかなかったりする(俺もよくやるw)。
で、自分より上の人間の思考を推測したり理解するというのは、なかなか難しい。というか直接はできない。ではどうしたらいいか?
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やっぱ自分より下の(視野の狭い)人間の思考を分析するしかないと思うんだよね。ただ彼らは自分の思考が整理できていないだけで、実は高次の視点の人と同じことを主張していることがしばしばある。表現方法を知らないだけ。
ようするに幼稚な主張の中に、高次の思考のヒントがある。すごく短絡的で感情的で見るからにアホとしか思えない人間の主張。彼らは彼ら自身が考えていることを表現できない。だからそれを未熟な彼らに変わって分析してやる。すると、効率は悪いが、収穫がないこともない。
以前別なエントリで書いたことがあるけど、一時期俺は2chでこれをやってたんだよね。2chの馬鹿を相手に議論をしていた。2chの利用者全員が馬鹿なのではなく、2chの利用者の内、馬鹿っぽいのを選別して相手をしてたという意味ね。
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さんざん「馬鹿を相手にするな」と言われたけど、何年か続けてみた。さすがにいまはやってないが。それなりに得るものがあったと思う。他人の思考の分析力が付いたと思うんだよね。
馬鹿を相手にする時は、彼らのいう表面的な言葉だけに反論しても意味がない。彼らがどういう考えでそういう言葉を発しているか、すなわち本人も自覚していない彼らの思考を推測し、それに反論しなければならない。
まあ、そうやったところで、大半はゴミなんだけどね。ゴミの中から宝石を探すという奇特な趣味の人間(俺みたいな)はやってみるといい。他人がやらないことをやるというのは、こういうことだと思うんだよね(笑)。
執筆:この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2014年07月03日時点のものです。
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