5月22日、日刊スポーツに下記の記事が掲載された。
アベノミクスにプロ野球16球団構想アベノミクスの成長戦略に、プロ野球16球団構想も加わりそうだ。政府が6月中にまとめる成長戦略に、プロ野球の球団数を現在の12から16に増やすことが盛り込まれる見込みとなった。自民党の日本経済再生本部(高市早苗本部長)がまとめた成長戦略の第2次提言案で、新たに4球団を増やすことを検討していることが21日までに分かった。近く、政府に提言が伝達される。(略)
野球漫画の最高峰『ドカベン』の作者である水島新司先生は、今から10年前の2004年から『ドカベンプロ野球編』にてパ・リーグ6球団を8球団にして全14球団にしていた。また、その後セ・リーグも8球団にして全16球団になっている。
ということで今回、2003年12月23日に某サイト用に書いた記事を一部サルベージしてみた。――――
驚愕!パ・リーグが8球団に!〜 崖渕総裁・苦悩の決断! 〜
今オフ、西武ライオンズの山田太郎選手をはじめ山田世代と呼ばれる岩鬼正美、殿馬一人、里中智など12人がFA宣言をしてメジャー・リーグに挑戦する意思を表明したことにより、危機的状況にある日本プロ野球界。
この度、崖渕壮兵衛プロ野球総裁が山田世代12人と犬飼小次郎選手、土井垣選手を緊急招集し、選手にメジャー移籍の再考を促すとともに、その条件としての仰天の構想を明らかにした。
崖渕総裁に招集された
岩鬼正美(福岡ダイエーホークス) 山田太郎(西武ライオンズ)里中智(千葉ロッテマリーンズ) 殿馬一人(オリックスブルーウェーブ)
微笑三太郎(読売ジャイアンツ) 中二美夫(ヤクルトスワローズ)
犬飼武蔵(阪神タイガース) 犬神了(広島東洋カープ)
坂田三吉(近鉄バッファローズ) 不知火守(日本ハムファイターズ)
土門剛介(横浜ベイスターズ) 影丸隼人(中日ドラゴンズ)
の山田世代12人と
犬飼小次郎(ダイエーホークス) 土井垣将(日本ハムファイターズ)
その、日本プロ野球界を揺るがす仰天の構想とは・・・
崖渕総裁「新球団をふたつパ・リーグに作る!!」
彼ら山田世代の人気と実力を借りて低迷しているパ・リーグを活性化させるということらしい。増える2球団は、
東京を本拠地とする『東京スーパースターズ』と四国(全県)を本拠地とする『四国アイアンドッグス』。
野球協約上 異例特例のいわば超法規的措置ということらしい。
要するに、2球団増やすからメジャーに行かずにそっちに移籍してくれということなのだが、「1週間で(メジャーにいくかその2球団にいくか)決断して、賛成のものは1週間後の午後1時に東京ドームのグラウンドに集合してくれ」ということになった。
この誰も予想していなかった展開に、ネット上でも話題沸騰。
「ナベツネが許すわけないだろ」
「プロ野球協会への加盟金30億円はどうするんだ」
「土井垣と犬飼って・・・勝手に監督決めるなよ」
「つーか中西球道はどうすんだ。扱い悪すぎ」
「Kジローとか出てくるのかな」
「山田は年俸数億円のくせに、なんであの貧乏長屋を引っ越さないんだ」
「WJだけはカンベンしてください」
など、いろいろな意見が出ているようだ。
そして、『ドカベン』や『大甲子園』のファンからは“パラレルワールド”呼ばわりされて10年に渡って迷走を続けてきた『ドカベンプロ野球編』も次回がいよいよ最終回!
これまた、いろいろな最終回が予想されている。――――
これにより『ドカベン』の『プロ野球編』が最終回となり『スーパースターズ編』が開始。
現在は2012年18号よりシリーズ最終章『ドリームトーナメント編』が連載中である。
果たして、水島漫画だけでなく現実の方も12球団から増えることがあるのだろうか。
※画像はコミックス『ドカベン ドリームトーナメント編』1巻表紙より
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