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au唯一の春モデル『INFOBAR A02』発表会レポート

2013/01/24 22:01 投稿

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au唯一の春モデル『INFOBAR A02』発表会レポート

KDDIは1月24日、au春モデルのAndroidスマートフォン『INFOBAR A02』の発表会を開催しました。au唯一の春モデルとなる同機種の発表会の模様をレポートします。

『INFOBAR』の歴史

KDDI代表取締役社長の田中孝司氏が登壇。2001年にコンセプトモデルを発表、その後携帯電話で『INFOBAR』『INFOBAR 2』、スマートフォンで『INFOBAR A01』『INFOBAR C01』と発売してきた歴史をひもときます。そのデザイン性が注目される『INFOBAR』ですが、同氏によると「ケータイの世界にデザインを取り込むということではなく、お客様に新しい選択肢を提供するのがコンセプト」であることを明らかにしました。

「情報への接続をシンプルに、リアルに」「情報の見え方を自分らしく、自由に」を実現

今回「新しい選択肢」として提供する『INFOBAR』は、「情報への接続をシンプルに、リアルに」「情報の見え方を自分らしく、自由に」を実現するために、「情報との向き合い方をデザインする」のがコンセプトであることを発表。「写真」「友達」「音楽」をキーワードに、そのコンセプトを解説していきます。

写真

「写真」では、ホーム画面に自分の好きな写真をレイアウトできる機能を紹介。本体やクラウドに保存した写真をランダムに入れ替えて表示する機能もあり、ホーム画面を見るたびに違う写真が現れる驚きを提供します。

友達

「友達」では、アドレス帳からホーム画面に友人を貼り付けて、直接電話をかけたりメール、メッセージを送れる機能、『Facebook』『Twitter』のタイムラインを一定時間ごとに更新して表示する機能を紹介します。

音楽

「音楽」では、お気に入りのアルバムやプレイリストをホーム画面に貼り付けて、すぐに聴ける機能を紹介。

ホーム画面を自分の好みにカスタマイズして、それらが更新されることで「本当に近しい感じ」(田中氏)を演出していることをアピールしました。

スペック

スペックは、OSにAndroid 4.1、1.5GHzのクアッドコアCPU、約4.7インチのHDディスプレー、2100mAhの大容量バッテリーを搭載。4G LTE、テザリング、防水・防じんに対応するほか、製造を担当するHTCが『HTC J Butterfly』で採用したF2.0の明るいレンズ、超広角のフロントカメラといったカメラ機能を実装します。

デザイナーを紹介

デザイナーにはプロダクトデザインに深澤直人氏、インタフェースデザインに中村勇吾氏と歴代『INFOBAR』でおなじみのメンバーと、サウンドデザインに小山田圭吾氏が参加したことを発表。深澤氏と中村氏はこの日ゲストとして登壇します。

ディスプレー面

背面

ここで、タッチ&トライコーナーで見た実機を紹介していきましょう。ホーム画面は、角丸のパネルが並んだインタフェースが印象的。背面はごくシンプルでフラットなデザインになっています。

ホーム画面をスクロール

ゼリーのように動くアニメーション

ホーム画面をスクロールさせると、パネルがプルプルとゼリーのように変形して流れていきます。今回の『INFOBAR』のインタフェースの肝ですが、「見ていると酔う」という人にはこのアニメーション効果をOFFにする機能も用意。

パネルがぶつかり合うと音が鳴る

発表会で機能を説明したプロダクト企画本部プロダクト企画1部の砂原哲氏によると、このホーム画面のインタフェースは『iida UI 2.0』と呼んでいるそう。パネルを長押ししてドラッグすると、パネル同士がぶつかり合うときに6種類の異なる音が鳴ります。これは、深澤氏がバリで出会ったガムランボールの音色をヒントに、小山田氏がサウンドデザインしたものだそうです。

側面にあるファンクションキー

リスト表示のインタフェース

本体側面の音量調節キーの下に配置したハードウェアキーはファンクションキー。ホーム画面で押すと、「写真」「音楽」「動画」「書籍」など用途別に機能やファイルを呼び出すリスト表示のインタフェースを表示します。このほか、着信応答、カメラのシャッター、画面のON/OFFなど多機能に利用可能。

左から砂原氏、深澤氏、中村氏

発表会は砂原氏に加えて深澤氏、中村氏が登壇してトークセッションに。「箱と中身が一体にある」デザインを目指したという深澤氏。従来のデザインが箱(皮)と中身(あんこ)を別々にデザインする“もなか”だとすると、『INFOBAR A02』のデザインは“ようかん”と表現します。中村氏は「ユーザーインタフェースの中に新しい感触、質感を立ち上げたかった」と、ゼリー状の動きを見せるインタフェースをデザインした背景を語りました。

PDAの機能も持たせていたプロトタイプの頃から端末に動画やテレビを映したかったという砂原氏は、「当時考えていたことがスムーズにできるようになった」、深澤氏は「長年夢見ていたことが実現した」と、その完成度に胸を張る『INFOBAR A02』。砂原氏は「実際に端末を触らないとその魅力は伝わりづらいので、是非店頭で触ってみてほしい」とコメントしていました。『INFOBAR A02』は2月中旬以降に発売を予定しています。

発表会場にて

カラーは3色

『INFOBAR A02』主な仕様
OS:Android 4.1
LTE:対応
WIN HIGH SPEED:対応
WiMAX:非対応
サイズ:約W70.5×H138×D9.7mm
重量:約147g
連続通話時間:約900分
連続待ち受け時間:約430時間(LTE)、約450時間(3G)
ディスプレー:4.7インチ 1280×720 HD CG-Sillicon TFT液晶
カメラ:約800万画素CMOS
インカメラ:約210万画素CMOS
外部メモリー:microSDHC(最大32GB)
CPU:MDM9615+APQ8064 1.5GHz クアッドコア
バッテリー容量:2100mAh
ROM/RAM:16GB/1GB
テザリング:対応
おサイフケータイ:対応
ワンセグ:対応
赤外線:対応
防水/防じん:対応/対応
Eメール:対応
Cメール:対応
Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n
Bluetooth:4.0
NFC:対応
カラー:NISHIKIGOI、ICE GREY、AOAO

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