ガンホーと言えば今や『パズドラ』がすっかり有名になったが、こちらはあの『ラグナロク』の名を冠した最新作『ラグナロク オデッセイ エース』のキャッチコピーだ。(8月29日に発売予定)
実はこの『ラグナロク オデッセイ エース』では、以前に“傭兵”募集をしていたのだが、その「募集項目が独特過ぎる」という事でも一時、話題になっていた。
この募集、勤務地は渋谷駅周辺、勤務日は2013年8月10日、勤務内容が「巨人との戦闘・奇襲広告」となっていた。日給はなんと3万円だ。
エントリーシートには次のような変わったチェック項目や質問が並べられていた。
「肉や魚など、基本的な食料は自分で確保することができる。」「気温45℃をこえる屋外にいても全然平気だった過去がある。」
「剣、短剣、棍棒、弓、魔法のいずれかを自在に操る自信がある。」
「今回の任務では数メートルを超える巨人と戦っていただきますが、あなたはどんな作戦をとりますか?」
……といった具合である。
謎だらけの「巨人たちと戦う、簡単なお仕事」の内容を確かめるべく、勤務日である8月10日に渋谷へおもむいた。
この日の東京は記録的な猛暑。各地で30度を超える暑さとなり、出歩く人全てが汗をかいているといっても過言ではなかった。
宇田川交番から更に北、仮設テントを発見。『ラグナロク オデッセイ エース』そしてガンホーのロゴがあったので間違いは無さそうだ。近くに居た関係者とおぼしき人に尋ねてみると、どうやらここが「ベースキャンプ」らしい。
「肝心の傭兵が居ないな」と思っていると、オレンジの衣装に身を包んだ屈強な男たちが集まってきた。総勢8名の傭兵たちは「奇襲広告部隊」と名付けられている。彼らはなんと背中にプロジェクターを背負い、『PS Vita』で『ラグナロク オデッセイ エース』をプレイしながら、渋谷中を徘徊するのだ。
バックパックの総重量はなんと30kg。その大半が電池の重さだというから驚きだ。
進軍中は、一言も発することなく、ただ黙々と『PS Vita』の中で戦う傭兵たち。任務を忠実に遂行している。
集中して進んでいく彼ら。したたる汗も気にする様子はない。
プロジェクターの映像が投影可能なポイントに到着すると、視線を建物の方へ向き直し、壁に投影された『ラグナロク オデッセイ エース』をまた、黙々とプレイする。
道行く人たちも『ゲーム?』と思わず二度見するほどの不思議な光景。多くの視線を捉えて離さなかった。
日が傾いても路面から発する熱は変わらない。しかし彼らは臆することなく、その強靭な精神力で任務を進めていた。
今回の行軍は宮下公園までを確認した。日は落ち傭兵たちが映写する画面はひときわ鮮明だ。
画面の中の巨人を倒すと、互いの苦労をねぎらうかのように精鋭たちは沸き立った。
『ラグナロク オデッセイ エース』は、現在、PlayStation Storeにて体験版が配信されている。
傭兵たちが熱中したこの世界、あなたも確かめてみてはいかがか。
『ラグナロク オデッセイ エース』
http://ace.gungho.jp/8月29日発売予定
ジャンル:超高速巨人ハンティングマルチプレイアクション
PS Vitaカード版:4,935円(税込)
ダウンロード版:3,900円(税込)
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