明日の7月4日、第23回参議院選挙が公示される。自民党はワタミ創業者の渡邊美樹氏を擁立する模様だが、雑誌やネット上ではいろいろと物議を醸しており、その動きがおさまる気配はない。
投資家・評論家のやまもといちろうさんは、自身のブログの6月20日の「ワタミ(渡辺美樹さん)問題は結構厳しい」というエントリーにて、
渡辺さんは完全にサイコパスのため罪悪感や贖罪意識はないのだという考察になりやすい。ある意味で、無敵の人であり、かつ自分が他人にどう見られるのか物凄く気になる人でもある。
と評している。
『Wikipedia』の「精神病質」の項目によれば、
サイコパスは社会の捕食者(プレデター)であり、極端な冷酷さ、未慈悲、エゴイズム、感情の欠如、結果至上主義が主な特徴で、良心や他人に対する思いやりに全く欠けており、罪悪感も後悔の念もなく、社会の規範を犯し、人の期待を裏切り、自分勝手に欲しいものを取り、好きなように振る舞う。その大部分は殺人を犯す凶悪犯ではなく、身近にひそむ異常人格者である。
とのこと。これまでに報道されている渡邊氏の言動を、ネット上でも上記に当てはめている人が多いようだ。
また、先日投票が始まった『ブラック企業2013』のウェブ投票(関連:http://getnews.jp/archives/369556)でも他の追随を許さないブッチギリの1位を独走しており、渡邊氏を擁立したことで自民党は「ジタミ党」などと揶揄されていたりもするようだ。
また、東スポの7月2日記事(http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/158034/)によれば、渡邊氏に対する逆風が強まっており、
自民党の中にはマスコミ関係者に対して、「どんどんスキャンダルを書いて、公認辞退の方向に持っていけないか」と冗談とも本気とも取れることを言う人もいるという。
とのことである。また、
「党の調査結果によれば渡辺氏公認によるマイナスの影響で、数人の比例候補者が当選圏外になると出ている」
とも伝えている。
投票日は7月21日であるが、果たしてどうなることか。
※画像は渡邊氏の『Facebook』ページより引用
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