今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
■ブロガーは粘着質な匿名の人と戦わなければならないのか?
「ブロガーは粘着質な匿名の人と戦わなければならない」 2013年04月24日 『デジタルマガジン』
http://digimaga.net/2013/04/blogger-must-fight-with-an-anonymous-person
「戦わなければいけない」と言っても、握り拳をつくって殴り合うわけじゃありません。この戦いは、ただひたすらに耐えるだけです。「一切反応してはいけない」という戦いなんです。
この考えが間違ってると思うけどなぁ。「ひたすら耐えるんだ」なんてのを自分に課したら、余計ストレスになる。相手したい時は相手して、したくない時はしない。それぐらいの柔軟性が必要だと思うけどね。
俺もむかしは俺を叩くためのスレッドが2chにあったぐらいだ(笑)。だいぶ前になくなってちょっとさみしい。本気で相手をした時もあるし、ぜんぜん見なかった時期もある。別にどちらの対応が正しいというものではなく、その時その時の俺の気分だった。
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思うに粘着されて嫌な思いをしたという人の多くは、粘着者の存在自体よりも、それに過剰に反応して自分を見失ってしまったことがトラウマになってる人が多いのではなかろうか。
これは通過儀礼で、なるべく早く体験しておいて、粘着や荒らしに対する自分の対応のスタイルを確立しておくべきだと思うのだよね。免疫をつけるべき時期に付けられず、麻疹のようにあとになってかかるほど、大事になる。
よく子供をネットから守れという主張があるけど、むしろそういう時期に通過儀礼を済ませておくべきじゃないかとさえ思う。ようは慣れだと思う。
* * *
たとえばリアルの生活を脅かされるような脅迫を受けたというなら別だが、不愉快な書き込みをされたというだけでブログを閉鎖するほどのダメージを受けるのは、ちょっとダメなんじゃないの?と思ってしまうのだけどね…。我慢するなり応戦してストレス発散するなりして凌ぐべきだと思うのだが。
彼らは匿名を利用して自分の悪意をぶつけてきているだけなのです。そんなものをまともに受け止めていては、心がつかれてしまいます。だから、無視するしかないんです。
別にまともに受け止めなくても、無視以外の方法はあると思うのだけどね。まともに受け止めるか無視するかの二択しかないと考える時点で自分を追い詰めているような。
日本の外交と同じだよね。我慢に我慢を重ねて譲歩するか、全面戦争かの二択。それは外交じゃない。
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ということで、最近良く聞く主張だけど「粘着は無視が一番」ってのは、むしろ精神的に状況を悪化させると思う。よくあるじゃん。落ち込んでる人に「がんばれ!」というのは逆効果だ、と。それと同じで一見正しそうだけど、このアドバイスは逆効果だと思うのだよね。
あと最近下火になったのかもしれないけど、一時期「自分のブログを炎上させる」ことが、一種の落ち度で、「炎上させたブログ主は責任を感じろ!」みたいな風潮があったように思う。「こうすれば炎上は避けられた」とか、得意げに解説する人とかいたりして。ネットの力で悪をやっつけたみたいな錯覚を起こしている人とかも。これは炎上したブログ主の責任を追求するという考えが本末転倒なわけで、まったくアホかと思う。
執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2013年04月25日時点のものです。
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