東京・六本木にある美術館・商業施設を舞台に多様な芸術作品・パフォーマンスを観ることができる『六本木アートナイト2013』が2013年3月23・24日に開催。森美術館やサントリー美術館などの文化施設だけでなく、商店街や公共スペースでもアーティストが参加したイベントやワークショップが敢行され、熱心なアートファンと交流する貴重な機会になりました。
そんな中、東京ミッドタウンでは『Tokyo Midtown Award』2012年アートコンペ受賞作家6組が集結した『ストリートミュージアム』でライブペインティングやインスタレーション、ワークショップが開かれました。
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http://getnews.jp/archives/306018
地下鉄六本木駅から直結している地下1Fの通路を舞台にした『ストリートミュージアム』。まず目に留まるのが宮本宗さんの高圧電線や塔をモチーフにした立体作品。リアルな鉄塔と下半身との対比がユーモラスで、観客がカメラを片手にまじまじと眺める姿も見られました。
太田遼さんの作品『君は、中に入れるか?』。木の桶が二つ置かれているという場違い感を覚えるところが、アーティストの狙いそのものなのでしょうか。人が入れるほどのサイズなのでインパクト大です。
林田健さんは「心臓」をテーマにしたライブペインティングを実施。都市における人間の活動の鼓動を表現したという作品の色使いはダイナミックですが、筆さばきは繊細。アーティストの制作作業を実際に目の当たりにすることができるのも、ファンが多く集まる理由の一つでしょう。
DEAN & DELUCA CAFEの前では、下平千夏さんが立体作品の制作を実演。
木々の枝が空中から全方向に伸びて円形になるというイメージを、実際で表現するという作品。普段はなかなか観ることができない制作過程を見せるというのは、アーティストの側もある種の覚悟を要求されるところですが、下平さんは淡々と作り上げていました。
大村雪乃さんは、文房具シールを使って風景を描いた作品を展示。色鮮やかな花畑や夜景をテーマにした3作が注目を集めていました。
長崎の夜景をもとにしたという作品では、ニトムズのステーショナリーブランド『STALOGY』のマスキング丸シールを使用。「ありきたりな夜景という題材をいかに面白く表現するのかということで、シールを組み合わせることを思いつきました」という大村さんのアイディアが光ります。
半透明のシールを重ねて貼ることにより、色彩が微妙に変化。淡いネオンサインの様子を表現することに成功しています。
「かっこいいだけでなく、安っぽさを表現してみたかった」と作品の意図を説明する大村さん。「リッツカールトンホテルのスイートルームで撮影した夜景に、誰でも買えるシールを貼ることで金銭的なギャップや、"本当に美しいものなのか"という問いかけが込められています」とのこと。
同じ会場で開かれたワークショップでは、夜景の写真の上に来場者が様々なシールを貼っていくことで、作品の制作を体験することができました。「誰でもできると感じてもらえたのならば、私にとっては成功です」という大村さんは話します。
ほかにも、様々なアートパフォーマンスがミッドタウンのフロア内で実施され、道行く人をアートの世界に誘うことになった『六本木アートナイト2013』。普段は敷居の高い芸術・美術が身近に感じる一夜となったのではないでしょうか。
六本木アートナイト Roppongi Art Night
http://www.roppongiartnight.com/
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