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10月7日からガジェット通信では、秋競馬の毎日王冠から競馬予想を開始した。菊花賞と天皇賞はレース前に記事を出すことはできなかったが予想はしており、なんと4万円馬券まで獲得することができた。両レースの予想と結果をまとめるので、今後年末に続く重賞レースの参考として見て欲しい。

●菊花賞の回顧
予想編:
牡馬クラシック最後の一冠、菊花賞。

「今年、淀三千の舞台に咲くのは二冠の花か、それとも乱菊か―。」
有力馬の相次ぐ故障や回避により、皐月賞馬の一強ムードが必至になった。淀の3000mはどの馬もまだ経験したことない、未知の世界。それゆえに、これまでの戦績はもちろんのこと、血統的なコース実績も踏まえて考察しなければならない。どの馬がステイヤーとして力を出せそうなのか、3000mを走りきれるのか、そこを見極めるのが菊花賞のポイントと言える。しかしながらメンバー的にゴールドシップ以外は、ほぼ同レベルに感じたため、正直2、3着を当てるのは運要素が強いと踏み、以下のような予想とした。

◎ゴールドシップ

○マウントシャスタ

▲タガノビックバン

△ニューダイナスティ

△コスモオオゾラ

△ベールドインパクト

△アーデント

・本命は曲げずに皐月賞馬『ゴールドシップ』

前走の神戸新聞杯は休み明けで仕上がりが心配されたが、2着に2馬身半差で圧勝。ダービーの5着は、外を回らされたものと見ると、やはり一強は変わらない。懸念されるのは、仕掛け遅れによって届かなかった場合だが、鞍上(あんじょう)の内田ジョッキーもそれは重々承知している。血統『ステイゴールド』×『メジロマックイーン』は、昨年の3冠馬『オルフェーヴル』と同じであり、距離不安は全くない。

・対抗は神戸新聞杯3着の『マウントシャスタ』

前走は直線かなり内外によれた走りになってしまい、伸び切れなかった。前々走宝塚記念では、古馬の一線級相手に5着と健闘しているように、ここでの能力は抜けている。中段で脚を溜め、下り坂で早めに動き出せば勝機を見出せそうだ。

・単穴に3連勝中の上がり馬タガノビックバンを推す

母父にリアルシャダイを持っている時点で即買いしてしまってもいい馬。外枠なのが若干痛いが、先行力があるため、うまく2・3番手の競馬ができそう。直線にかけてゆったりとロングスパートを掛ければ、十分に好走が期待できる。

買い目編:

三連単1頭軸流し

1 → 3、5、8、10、12、17=100円×30点

計3000円

結果と反省編:

1着 ◎ゴールドシップ

2着  スカイディグニティ

3着  ユウキソルジャー

圧倒的1番人気のゴールドシップが、3コーナーで早めに仕掛ける横綱競馬をし、皐月賞に続く2冠目を獲得した。直線もまだ少し遊んで走っている部分があり、ラクな勝ちっぷりを見ると、このあとジャパンカップや有馬記念などで、古馬相手にも通用すると見るのが妥当であろう。

2着のスカイディグニティは、前走セントライト記念での好走理由を、勝ったフェノーメノが早めに動いたおかげで展開に恵まれただけと判断したため、無印にしてしまった。

3着のユウキソルジャーは、血統的にダンスインザダークに近いため押さえておくべきだったが、過剰人気を嫌い切ってしまった。

オッズから察するに、1番人気以外はドングリの背比べと予想したが、フタを開けてみると、やはり距離に不安がある馬は全く走れていないことが分かる。来年はもう少し長距離の実績や、血統判断を狭めた上で予想をしていきたい。

菊花賞

3連単 不的中

3000円 → 0円

●天皇賞(秋)の回顧
予想編:

「果たして、10年ぶりの3歳馬制覇となるのか?」

5連勝で毎日王冠を制したカレンブラックヒルと、菊花賞には向かわず天皇賞に焦点を絞ってきたフェノーメノ。この3歳馬の2頭が人気を分けあうことになるであろう、今年の天皇賞・秋。10年前に3歳で勝利したシンボリクリスエスは、その後有馬記念も制し、翌年も天皇賞・有馬記念ともに2連覇した。つまり3歳でこのレースを勝つということは、そういうレベルの馬でなければいけないということ。果たして今年、この人気する2頭の3歳馬にそれほどの強さがあるだろうか。まずはそこを見極めなければならない。

そして舞台は府中の2000m、1コーナーのポケットからスタートするため、最初のコーナーまで約120mしかない。断然内枠が有利のこのコースで8枠を引いてしまったカレンブラックヒルは明らかに厳しい。これまでスムーズな競馬ばかりだったが、初めて辛い展開を味わうことになるであろう。それらを踏まえて取捨選択し、以下のような予想とする。

◎ルーラーシップ

○エイシンフラッシュ

▲フェノーメノ

△ナカヤマナイト

△アーネストリー

△ダイワファルコン

△ダークシャドウ

・本命は前走宝塚記念2着のルーラーシップ

海外遠征の影響から万全でないながらも、オルフェーヴルに0.3秒差と健闘したところを見ると、このメンバーの中では頭一つ抜けている。さらには凱旋門賞でのオルフェーヴルの結果を受けて、更なる評価を与えなければならないのは当然だ。休み明けが不安視されるが、それを払しょくする完璧な馬体に、どこか良血馬の威厳(いげん)をすら感じる。かつてこのレースで15頭の男馬を蹴散らした偉大な母エアグルーヴの血が騒いでいることだろう。

・対抗はダービー馬エイシンフラッシュ

前走の負けは外を回されたロスと考えれば度外視出来る。叩き2走目で、今度こそ復活を狙う。今回あまりペースが速くなりそうにないため、この馬の瞬発力も活きるだろう。鞍上がデムーロに代わり、過剰に人気しまいそうな点が心配か。

・単穴に前走セントライト記念を制したフェノーメノを推す

菊花賞トライアルであるセントライト記念からのローテーションは、不可解な部分もあるが確実に賞金を稼いでの出走ということであれば、納得がいく。個人的には、素直に毎日王冠もしくは神戸新聞杯を使ってほしかったところだが、菊花賞の結果を受けるとやはり今年の3歳勢の強さがうかがえる。そして鞍上が蛯名ジョッキーということもあり、あのバブルガムフェローで初めて3歳天皇賞制覇を実現した男に期待がかかる。

・伏兵にはそれぞれナカヤマナイト、アーネストリー、ダイワファルコン、ダークシャドウ

どうも日曜は雨で渋った馬場が予想されるため、道悪で好走可能な馬を選んだ。まずナカヤマナイトは1枠1番でロスのない競馬ができ、かつ血統的にも雨は問題ない。アーネストリーも同じくスタミナ血統なので、芝が渋ってる方が歓迎という馬。ダイワファルコンは能力的には微妙だが、先行力と血統からしてワンチャンスある。ダークシャドウは札幌の凡走が疑問視されるが、昨年のこのレースは1番強い内容だった。道悪も苦にしないため、ここで悲願の初GIを取ってもおかしくはない。

買い目編:

三連単フォーメーション

6、12 → 4、6、12、13 → 1、4、6、7、9、12、13=100円×30点

計3000円

結果と反省編:

1着 ○エイシンフラッシュ

2着 ▲フェノーメノ

3着 ◎ルーラーシップ

直線で最内を一気に突き抜けたエイシンフラッシュが約2年5か月ぶりとなる勝利を飾った。抜け出す脚は、まさに馬名のとおり閃光のような豪脚で、改めて最強世代と言われたダービー馬の底力を感じた。これまで展開に泣くことの多かったエイシンフラッシュだが、今回は雨の影響からか直線内側がポッカリ空いたところを、鞍上のデムーロジョッキーが一瞬の判断で突っ込み、ロスなく走れたことが大きいだろう。

2着のフェノーメノはあと一歩及ばなかったが、結果的に菊花賞に進むよりは、良い選択だったと言える。恐らく距離が延びても苦にしないタイプだと思うが、明らかに東京を得意としているし、ここでの2着というのは、今後大きいところを狙う上で非常に大きい収穫だった。

3着ルーラーシップは直線後方3番手から、最速の上がりを使ったがさすがに届かなかった。しかしながら1番強い競馬をしたのはこの馬であるのは言うまでもない。ただストライドの大きい馬ゆえにスタートが最悪なので、そこをどう補うかが今年で課題だろう。

もう1頭注目するならば、やはり5着のカレンブラックヒルだろう。この結果を見て「距離が長かった」と判断する人も多いかと思うが、それは間違っている。断言するが、距離ではなく今回の敗因は、前半のロスが多すぎたことである。外枠から、あれだけ余計な脚を使ってロスをしながら、直線粘っての5着は相当この馬も強い。次走、人気を落としているようであれば積極的に狙いにいくべきである。

天皇賞

3連単395.2倍 的中

3000円 → 3万9520円

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累計投資金額: 1万2000円

累計回収金額: 3万9520円

トータル収支: +2万7520円

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※馬券画像は『IPAT』から引用[http://www.ipat.jra.go.jp/]

[TOP画像]Flickr MJ/TR (´・ω・) [http://www.flickr.com/photos/mujitra/5004839703/]

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