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現在大ヒット上映中の『モアナと伝説の海』。主人公モアナと共にに注目を集めているのが、伝説の英雄マウイです。ゴツい見た目とは反対に、歌って踊れる5,000才という陽気なキャラクターで人気の彼。映画を観た人からは「『アラジン』のランプの精ジーニーとそっくり」「マウイのジーニー感すごい」という声も多く聞かれます。

それもそのはず。実は、マウイを手がけたのはジーニーを生み出したディズニーの伝説のアニメーター、エリック・ゴールドバーグ氏。本人なのです!

伝説の英雄マウイと世界最強の魔人ジーニー。彼らには多くの共通点があります。まず一つ目は、丸く太った大きな体。2人とも人間離れした体格でモアナとマウイ、ジャスミンとジーニーを比べるとその大きさがより分かります。2つ目は明るく陽気で自信家な性格。ジーニーはランプに1万年閉じ込められ、マウイも1000年島に閉じ込められていながら、元気に歌って踊る陽気さを持っています。3つ目は、何にでもなれる変身能力だ。ジーニーはウサギやドラゴン、蜂やお肉など自由自在に変身でき、マウイも釣り針を使いタカやサメ、トカゲなどいろいろな姿に変身します。

そんな2人を生み出したディズニーの伝説のアニメーター、エリック・ゴールドバーグ氏は「マウイとジーニーはとても愉快で強いキャラクターなんだ。そして2人とも変身できるんだよ」と共通点を語っているが、2人を描くにあたり決定的に違う所が。それは描き方の手法です。

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1993年に日本で公開された『アラジン』は、すべて手描きアニメーションで制作。一方本作では、CGアニメーションで制作されています。しかし、マウイの体の刺青は手描きアニメーションで描かれており、CGと手描きアニメーションを組み合わせて描かれいます。

そのように2つの手法を組み合わせて 描いたマウイについてエリックは「アニメーションの技法をミックスさせられたのはとても楽しかったよ。タトゥーは実際に手描きで彫られるものだから、手描きアニメーションを使うのは理にかなっているしね。多くの試行錯誤はあったけれど、手描きアニメーターとCGアニメーターの共同作業の賜物だよ」とマウイについて語っています。

CGアニメーションという最新技術と、伝統的な手法を用いて作られたマウイ。これから観る方はタトゥーの柄の細部まで注目してみて!

【動画】映画『モアナと伝説の海』英雄マウイの声優アツイ!あの隠れキャラも登場する「俺のおかげさ」フルバージョン
https://www.youtube.com/watch?v=WgBcxzbVYO4

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