安月給である事そのものというより「おまえの演技の価値はこの程度なんだよ」と言わんばかりに、コンビニのアルバイトにも劣るような金を渡されれば、それは虚無感にも苛まれよう。宗教に逃げ込むのが正しい判断とは口が裂けても言えないが、そうなってしまった道理は解る。

それより極端な安月給を「芸人とかだってそうなんだから」と、まるでこの女優を責めるように言う人が、これを報じる記事などでよくいるのに驚く。芸人がそうであることも異常だし、俳優がそうであることも異常だ。「～～もそうなんだよ。だから我慢しろ。」とかいうブラック企業の先輩が新人を詰る時に使うようなセリフを吐く前に、「それそのもの」が異常ではないのか考えるべきだ。