オープン・ロード・ピクチャーズが、ジョニー・デップ主演の犯罪スリラー映画『Labyrinth(原題)』の権利を獲得した。同作では、デップが演じる刑事が、2パックとノトーリアス・B.I.G.の殺人事件を調査する。
ブラッド・ファーマンが監督を務め、11月中旬に撮影を開始する。
ミラマックスがオープン・ロード・フィルムズとパートナー提携して共同出資を行い、米国での配給を担う。グッド・ユニバースが、米国外の地域に向けての海外セールスを担う。
オープン・ロードのCEOトム・オーテンバーグは、「『Labyrinth(原題)』はエッジが効いたタイムリーな探偵スリラー作品です。この作品は、弊社のラインナップにとって重要な作品になるでしょう」と、声明の中で語った。また、「(ジョニー・)デップはこの作品にとって完璧な配役です。私たちは、デップやミリアム・シーガル、(ブラッド・)ファーマン、その他の製作チームと共に仕事することにとても興奮しています」と、続けた。
同作は、汚名を負わされたロサンゼルス市警の刑事ラッセル・プール(デップ)が、音楽界のアイコンである2パックとノトーリアス・B.I.G.の未解決殺人事件に挑む。同事件は、20年が経ったが未だに解決されていない。自身の名誉とキャリアを守ろうと必死なレポーターのジャックことジャクソンは、事件の謎を明らかにすることを決断する。ジャクソンはプールを見つけ出し、2人は事件を解決するために最終的にパートナーとなる。プールが、権力、汚職、犯罪にまつわる信じられないストーリーを明かしていく一方で、ジャクソンも偽装の罠を解き始める。自分自身を救うための戦いの中で、傷つきながらも懸命に働いた2人が導いた容赦ない真実は、ロサンゼルス市警を土台から揺るがす恐れがあった。
ミラマックスのフィルム・テレビ部門上級副社長のザンヌ・ディヴァインと、買収・共同プロダクション部門上級副社長のローザンヌ・コーレンバーグが、ミラマックスの代理人となり契約交渉を行った。
同作は、シーガルと、彼女が率いるグッド・フィルムズがプロデュースを手掛ける。クリスチャン・コントレラスが、書籍『Labyrinth: A Detective Investigates the Murders of Tupac Shakur and Notorious B.I.G., the Implication of Death Row Records’ Suge Knight, and the Origins of the Los Angeles Police Scandal.(原題)』をもとに、脚本を執筆中だ。
オープン・ロードのCEOオーテンバーグとCOO兼法務担当役員のエリオット・クラインバーグがオープン・ロード・フィルムズの代理人として、製作会社代理UTAインディペンデント・フィルム・グループとWME・グローバルが映画製作者の代理人として、グッド・ユニバースと共に契約交渉を行った。