『新ビバリーヒルズ青春白書』というアメリカン・ドラマがあるんですけど、それを見るとなんとなく、独占欲やハーレム願望とはまた別の理由もある気がします。 このドラマは総当り戦形式とでも言いますか、長い放送の中でメインの男女がだいたい全員と相手を変えて恋人になります。それを見ていると、比較的ライトというか大衆的というか、そういうタイプの作品でも恋人とスパッと別れられる辺りにアメリカ人らしさを感じるんですね。 この総当り戦形式は、他のラブコメディでもアメリカン・ドラマでは割と定番のやり口に見えます。 すると、じゃあ何で日本でそれができないのかと言えば、別れるっていうのがまず難しいのがポイントなんじゃないかな、と思います。 日本は文化背景的にアメリカとの大きな差があるので、基本的に恋愛では一途な方が高ポイントです。キスやそれ以上のことをした相手と後腐れなく別れるのは、たとえ萌え系ではないとしてもキャラクターの印象をかなりバッドな方向に行かせてしまうでしょう。 これはハーレム願望とは少し別の話だと、自分は思っています。現実でも日本において離婚に対する社会的なバッドイメージは凄まじく大きいですし、単純に別れることに良いイメージがありません。(その割に不倫が問題になりにくいのも、別れることへのマイナスイメージを感じます。) その上で、日本の漫画やライトノベルではストーリー性よりもキャラクター性を重視する傾向にあります。 そうすると、少なくともメインのキャラクターは誰と恋愛関係になるにせよ、一途に越したことはありませんよね。ハーレム形式と言いつつ、たとえ主人公側でも一度付き合った相手と別れるのはNG、という暗黙の了解もある気がします。 別れることができない以上、総当たり戦や乱戦形式のストーリー展開は無理になりますから、ハーレム形式か、あるいは上で仰っている『恋愛ラボ』のような1on1形式になるのは仕方ないのかなと思います。
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『新ビバリーヒルズ青春白書』というアメリカン・ドラマがあるんですけど、それを見るとなんとなく、独占欲やハーレム願望とはまた別の理由もある気がします。
このドラマは総当り戦形式とでも言いますか、長い放送の中でメインの男女がだいたい全員と相手を変えて恋人になります。それを見ていると、比較的ライトというか大衆的というか、そういうタイプの作品でも恋人とスパッと別れられる辺りにアメリカ人らしさを感じるんですね。
この総当り戦形式は、他のラブコメディでもアメリカン・ドラマでは割と定番のやり口に見えます。
すると、じゃあ何で日本でそれができないのかと言えば、別れるっていうのがまず難しいのがポイントなんじゃないかな、と思います。
日本は文化背景的にアメリカとの大きな差があるので、基本的に恋愛では一途な方が高ポイントです。キスやそれ以上のことをした相手と後腐れなく別れるのは、たとえ萌え系ではないとしてもキャラクターの印象をかなりバッドな方向に行かせてしまうでしょう。
これはハーレム願望とは少し別の話だと、自分は思っています。現実でも日本において離婚に対する社会的なバッドイメージは凄まじく大きいですし、単純に別れることに良いイメージがありません。(その割に不倫が問題になりにくいのも、別れることへのマイナスイメージを感じます。)
その上で、日本の漫画やライトノベルではストーリー性よりもキャラクター性を重視する傾向にあります。
そうすると、少なくともメインのキャラクターは誰と恋愛関係になるにせよ、一途に越したことはありませんよね。ハーレム形式と言いつつ、たとえ主人公側でも一度付き合った相手と別れるのはNG、という暗黙の了解もある気がします。
別れることができない以上、総当たり戦や乱戦形式のストーリー展開は無理になりますから、ハーレム形式か、あるいは上で仰っている『恋愛ラボ』のような1on1形式になるのは仕方ないのかなと思います。