弱いなら弱いままで。

ニートアイドル双葉杏は「働かなかったら負けだと思っている」人々の限界をあぶり出す。

2015/03/15 01:22 投稿

コメント:1

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 『アイドルマスターシンデレラガールズ』最新話を見ました。前回に続いて個別のキャラクターにフォーカスした一話完結のエピソード。

 うーむ、中だるみというわけではないけれど、ちょっとテンションが落ちたかな。決して文句をつけるわけではないのですが、とにかく「いい人」しか出て来ない良質なファンタジーは前作で既に見ているので、今回は何かいままでにないことに挑戦してほしいということはあるかも。

 ただ、何かしらシビアな設定を持って来てもだれも喜ばないという気もするので、あるいはこのくらいでちょうど良いのだとも考えられる。

 とはいえ、このまま終わるようだとぼく的には既視感を感じてしまうことは否めない。ひと通り各キャラクターのエピソードが終わった後にどういう話を持って来るかで評価が決まるかな。

 まあ、もちろん、ぼくが評価しなくてもほかに評価する人がたくさんいるので、何の問題もないのですが。

 でも、前作『アイドルマスター』のファンとしては、何かしらの形で前作を乗り越えてほしい、あるいは少なくともひと味違うものを見せてほしいと望まずにはいられません。前作が素晴らしかっただけにいっそうそう思うわけです。

 ちなみに最新話は「働いたら負けだと思っている」ぼくたちのニートアイドル双葉杏の大活躍の巻でした。

 最後まで見ても「この子、どういうふうに騙されてアイドルになったんだろ?」という大宇宙の謎は解けないわけですが、杏のキュートさは堪能できます。こやつ、可愛いな! ダメ人間だけれど、ダメ生物だけれど、とにかく可愛い。

 最近、この種のダメ人間キャラクターは色々な作品に出てくるようになりましたが、じっさいには「徹底してだらける」ってそう簡単なことじゃないと思います。

 もちろん、一生懸命動いているときには何もしないで済んだらどんなに楽だろうと思うわけですが、それが現実になると苦痛を感じる。

 どうにもパラドキシカルな話ではありますが、「一切何もしてはならない」と命令されたら、「頼むから何かさせてくれ」といいだす人が多数派なんじゃないかと思う。

 一生何ひとつ成し遂げずにおわるというのもやっぱりちょっとむなしいですしね。そうじゃなかったら、だれも必死になってお金を稼いだりしないでしょう。

 ほんとうに何もしないつもりなら、ただ生きていくために必要なお金なんてたかが知れているわけで、そこまであくせく働く必要はない。やはり人間は何もしない生活にほのかにあこがれながら、じっさいそうなってみると苦しむものなのだと思う。

 ぼくは普段、水とパンと図書館(とネット)があれば生きていけると公言しているのだけれど、より充実した人生を送るためにはやはりどうしたって「生き甲斐」みたいなものが必要になってくるのかもしれません。

 だからこそ、ハイパーニートのぼくですらちゃんと確定申告して税金払わないといけないくらいには働いているわけです。まあ、ぼくの「働く」って、健全な社会人の皆さまの「働く」とは、次元が違うかもしれないけれど。

 いやー、しんどいわー、日夜じゃがりこ食べながらアニメを見たりするのしんどいわー。新作のカップヌードルを啜りながらネットで落とした映画を見たりするのもしんどいわー。ふー、楽な人生ってないものだなー。

 ――殺意の波動を感じるのでこれくらいにしておきますが、とにかく気楽な人生を絵に描いて灰色に塗りたくったような生活をしているぼくですらそれなりの「労働意欲」みたいなものはあるわけです。

 それはようするに 

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コメント

いちふじ
No.1 (2015/03/23 03:19)
新参者ですが、いつも楽しく読んでいます。
うーん、内容とあまり関係ないことで恐縮ですが、この記事で少し気になったのは「ぼくが評価しなくてもほかに評価する人がたくさんいるので、何の問題もない」というところ。
と言うのも、原作ゲームのファンは(自分もそうですが)、放送前は「自分の好きなアイドルが動けば満足」という層が多数だったはずで、どうしても作品の評価には甘い方向にバイアスがかかってしまうのではないでしょうか。これはアイドルマスターだけでなくほかの作品にも同じことが言えると思います。だからこそ同時に、本当に普遍的な名作なのか不安にもなる。海燕さんのフィクションに関する造詣は・考察の深さにはいつも唸らされるほどで、自分は勝手ながらそこに単なる好き嫌いにとらわれない、根拠を持った批評を求めてしまいます。
もちろん白黒はっきりつけて欲しいわけでなく、今までどおりの海燕さんでいいのですが、個人的には「他の人が評価しようとしまいと、自分の意見が公正な評価だ」と言う気概があってもいいのではと思います。
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