ネット上で「1000人の村」を育てて生きてゆく。
アスキーのサイトで「まつもとあつしの「メディア維新を行く」」という連載があるんですが、この連載の第41回から第44回までが「セルフパブリッシングの未来」と題された一連のシリーズになっています(もっと続くかも)。
タイトル通り電子書籍を含むセルフパブリッシングで活躍している同人作家さんとか、商業作家さんとかに取材した内容で、これがなかなか興味深い。
で、この連載のなかで、同人作家の野田文七さんにしても、商業漫画家の鈴木みそさんにしても、当面、目ざすべき読者数として「1000人」という数字を挙げていて、これはぼくがとりあえずいま目指している数字とぴったり一致するんですよね。まあ、そんなところだよな、とぼくも思います。
もちろん、3000人いたらそのほうが良いに決まっているんだけれど、1000人読者がいればとりあえず食べていける見込みが見える。
まあ、昨日は「趣味は趣味としてほかに正業を持ってい生きていくことが普通の時代が来るのではないか」と書いたわけですけれど、趣味だけで食っていけるならそれはそれでありであるわけです。
で、ぼくはほかのことは何もできないから、できればこれで食べて行きたいんですよね。楽だし(笑)。ほんとうは何かべつの仕事を持ったほうが安定感は増すんだろうけれど、ぼくとしては一定の数の読者を獲得して、その数字を自分なりのセーフティネットにするという選択を行いたいところです。
ぼくの場合、いまさらどこかの会社の正社員になれるかというと無理だろうし、バイトをするくらいならネットで文章を書いたほうが儲かる可能性が高いわけです。背水の陣ですね。
ただ、もともとそんなに大金を浪費するほうでもないので、つましいけれど気楽な生活をして行ければそれで良いと思っています。もちろん、将来のことを考えても、たくさんお金を稼げたらそれに越したことはないんですけれど。
そこで出て来るのが「1000人」という数字です。直接お金を払ってくれる読者が1000人、これがネットなり同人誌で食っていくためには最低限必要な数字なんじゃないかと。
完璧に合理的な根拠があるわけではありませんが、色々な数字を突き合わせていくと、このくらいの人数が出て来るわけです。
つまり、このインターネット時代、1000人の「村」、ないし「ファンクラブ」を獲得することができれば、それだけでつつましく暮らしていくことは可能なのではないかということ。
たかが1000人。しかし、
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