弱いなら弱いままで。

フランス革命前夜、修道院で陵辱される令嬢を描く『暁の明星』がえろい。

2014/05/17 01:43 投稿

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 きづきあきら&サトウナンキ『暁の明星』第1巻をKindleで購入、読み上げました。ふと読みたくなった時にいつでも読めるKindleは実に便利。これで夜中に何となくえろい漫画を読みたくなっても平気ですね!

 さて、この作品はこのコンビ初の時代もので、革命前夜とおぼしいフランスの都を舞台に、倒錯した物語が展開されます。

 主人公は実の兄ロランに道ならぬ想いを抱いてしまった少女アリーヌ。彼女はある事件をきっかけに修道院に入れられることに。ところが、その修道院は夜々、淫らな秘密の宴が繰りひろげられる場所だったのです――!

 いやあ、これは面白いなあ。えろーい。この人の漫画はほとんどが何らかの意味でえろいのですが、これはそのなかでも突出したえろさ。

 華麗なドレスに身を包んだ美少女やら貴婦人たちが次々と陵辱されてゆくこのご都合主義的展開! すばらしい! コスチュームものはいいなあ。表紙の胸のあいたドレスが既にえろえろしい。こういうのって、胸のある人しか似合わない気がします。

 いや、まあ、ぼくはべつに巨乳好きでもなんでもないのですが、動物なので動くものには目が行ってしまうんですね。と、これは『池袋ウエストゲートパーク』のマコトのセリフのパクリですが。

 しかしまあ、えろい漫画はいいものだ。いっしょに田中ユタカの『初愛』も購入していて、こちらも初々しいえろさが何ともいえない味を出しているのですけれど、『暁の明星』のほうは陵辱描写がまた実に良い味を出しています。

 現代ものでこれをやったらほんとうに単なる性的虐待の描写でしかないのですが、時代ものにすると一種のフィルターが発生して「赦されるえろさ」になっているような、いないような。

 いや、もちろん被害に合っている女の子にしてみればこの世の地獄以外の何ものでもないのだけれど、見ているほうはそこに毒々しいえろさを見いだすのですね。はぁはぁ。

 名作『ブラッドハーレーの馬車』とか思い出しますが、ひたすらにリアルな描写だったあの作品に比べると、女の子が肉感的で良いですねー。大きすぎず小さすぎない絶妙なおっぱいやらキュートなお尻がたくさん見られて幸せです。

――なんかきょうは自分の株を落とすようなことばかり書いているような気がするな! でも、エロティックな話は好きなんだよねえ。

 完全なえろ漫画もそれはそれで良いのだけれど、あれはもう、ほんとうにフィクションというか、ファンタジーなので、時々、もうちょっとリアルよりの話も読みたくなるんですよね。

 で、『うそつきパラドクス』とか『バター猫のパラドクス』の日常的なえろさもそれはそれで良いものだったのですが、『暁の明星』は適度にウソが混じっている感じで実にいいです。あまりにも完全なウソよりこちらのほうが好ましいと感じるのですね、ぼくは。

 さてさて、この先、清純な貴族の姫君はヒヒオヤジどもに犯されることになるのか、どうか……。ぼくは 

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