何だかんだ云っても、とにかく観ておかなくてはいけないだろうということで、映画『永遠の0』を鑑賞してまいりました。

 ぼくは今どき原作未読という時代に乗り遅れた男の上、周辺知識も知りません。原作と原作者を巡っては、さまざまな(かなり政治的な)議論があるようですが、それもくわしくは知りませんし、特に知りたいとも思いません。

 映画の価値を映画の外の情報で決めてしまうくらいなら、初めから映画なんて見る意味はないでしょう。

 そういうわけで、映画と原作小説を巡る色々な議論はこの際無視して、作品の出来不出来だけを語りたいと思います。いいかげん原作も読んでおきたくはありますけれどね。

 そういうわけで、一本の映画としての『永遠の0』の感想。うーん、微妙。でもまあ、良かったんじゃないでしょうか。

 最近めずらしく歯切れの悪い感想になってしまいましたが、世紀の傑作というほどでもなく、そうかといって語るに