弱いなら弱いままで。

ひとりでも読者がいれば「プロ」。有料メルマガとブログの根本的な違いはどこにあるか。(1888文字)

2013/01/18 10:04 投稿

コメント:1

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「プロフェッショナル 仕事の流儀」決定版 人生と仕事を変えた57の言葉 (NHK出版新書 362)

 「Life is beautiful」の「これから「有料メルマガ」を書く人のために」という記事が興味深い(http://satoshi.blogs.com/life/2013/01/mag.html)。色々書かれているが、心にズシンと来るのは次の文章だ。

メルマガを書くことは「執筆業」に従事することに他ならない。読者からお金をもらって書いていることをひとときでも忘れてはいけない。Google Adsense や Amazon Affiliate で小銭稼ぎをしているのとは大違いだ。読者が1人でもついた瞬間にあなたは「プロのもの書き」になるのだ。

 うんうん。そうなんだよね。少しでも読者を獲得できればあっというまに「プロ」になれてしまう。そこがブロマガを含む有料メルマガの魅力でもあり、恐ろしいところでもある。

 「ひとり読者がいればプロ」という言葉は、誇張でもなんでもない。掛け値なしの事実だ。読者がたったひとりだったとしても、書き手には、そのひとに対し約束した通りの間隔でお金を払うだけの価値がある内容を配信しつづける義務がある。そうでなければ読者を裏切ったことになる。背信である。

 とはいえ、毎週毎週、それなりの中身があるメールを配信することは楽ではない。ぼくもブロマガを始める以前はまぐまぐで有料メルマガを配信していたが、非常に大変だった。はっきりいっていまよりずっと大変だった。ぼくにはブロマガのほうが合っているようだ。

 もちろん、ブロマガだって一定間隔で配信しつづけなければならないことに変わりはない。そういう意味では完全な「仕事」であり、見た目よりずっと大変な作業といえるかもしれない。

 しかもこの仕事は最初がいちばんきびしい。ほとんど収入もないのに責任だけは重たいからだ。メルマガのシステム上、読者数がひとりでも10000人でも、責任は変わらない理屈である。読者がひとりでも十分に重い責任を負っているのだ。

 その上、収入が増えていく保証は何もない。完全な実力の世界だから、おもしろいものを書けなければだれも購読してくれない。いったん購読してくれたとしても、少しでもサボればあっというまに去っていく。いやはや、「気楽な副業」にするにはちょっとばかり大変な仕事である。

 しかも有料メルマガで一定額を儲けられるほどの実力があるひとは限られる。ほとんどのひとにとって有料メルマガは「責任ばかりが重く、しかもお金にならない」仕事かもしれない。ため息。

 

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コメント

『正しいブロマガのやめ方』みたいのがどこかにあるといいかも。入り口だけでなく、出口もわかると
はじめやすい。

No.1 137ヶ月前
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