一生風邪をひかない体のつくり方 (知的生きかた文庫)

 ども。のどの痛みに耐えつつ深夜に更新作業を続ける風邪ひき男、海燕です。いや、さっきまで寝ていたのですが、あまりにのどが痛くて起きてしまったのです。いいからおとなしく寝ていろ!という気もしますが、せっかく起きたので更新することにしましょう。

 さて、ふと思ったのですが、最近のぼく、ほんとうにペトロニウスさんの記事ばかり引用していますね。なぜだろうと考えてみたところ、そもそもいま、ぼくのまわりでブログを継続的に書いているのはペトロニウスさんくらいしかいないという事実に突き当たりました。

 数年前まではブログを書いていた人たちがことごとくやめている。うーん、これじゃ引用元が偏るのも仕方ないね。どうも一定量以上の文章をそれなりに定期的に書きつづけることは相当にむずかしいことであるようです。だからみんなTwitterに行ってしまうのですね。

 Twitterのほうが楽だという気もちはよくわかるんだけれど、一ブロガーとしては寂しい。とはいえ、ぼくも以前の自分のブログには限界を感じていました。こうしてブロマガに移ってくることがなければ、ぼくもブログの更新をやめていたと思います。無利益で無目的に書きつづけることはそれほどむずかしいのです。

 以前から書きつづけていますが、ブログのメディアとしての最大の弱点は内容が細切れになってしまうことです。書いている本人のなかでは連続しているテーマであっても、記事ごとに裁断されてしまって、記事ごとに消費されていくという現実がある。

 これはそもそもブログというシステムの構造的問題であって、ブログであるかぎりはどのサービスであっても同じことです。ブロガーにできることといえばせいぜい過去記事にリンクを張っておくことくらいですが、読者は基本的に過去記事なんて読まないものなのであまり意味がありません。

 つまり、ブロガーとは記事ごとにゼロ地点に戻らされる存在であるといえます。これがねー、やっていて辛くなるんだよね。ある記事でどかんと読者が増えて、内容的にも好評で、本人も満足していても、次の日の記事はまたゼロから始めなければならないというのがブログなのです。

 いや、もちろん、毎日書きつづけていれば続けて読んでくれるひとは増えていくので、正確にはゼロではない。でもね、いくらブログをいっしょうけんめい続けていても、なかなかこの「継続的な読者」の姿は見えてこないものなのです。

 なぜなら、そういうひとはいちいちコメントしたりはてなブックマークを付けたりしない確率が高いからです。読んでいるほうにしてみれば、そのブログを読むことは日常的な行為ですから、いちいちレスポンスする必要を感じないのでしょう。

 まあ、その気もちはよくわかるんだけれど、かれらが反応してくれないと目立つのは一見さんの感想ばかりということになり、それらの感想に対応することを通して、ブロガーは少しずつ疲弊して行きます。