いつも思うのだが、ネットは歪んだレンズである。ネットを通して世界を見てみると、歪んだ形に見えてしまう。ネットは現実を正確に反映していないのだ。だから、ネットの文章だけを読んで「ああ、やっぱりみんなそう思うんだ!」と納得してしまうと間違えている場合もある。
ここから先は有料になります
ニコニコポイントで購入する
チャンネルに入会して購読する
- この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
コメント
ぼくがいわゆる「カリスマナンパ師」みたいな人に取材して「モテ本」を作った時、その人物は相手を見下ろすような目つきをして見せ、「これで言葉なんかなくとも女はついてくる」「女はまずやれ。やったらその女は自分に惚れる」と豪語していました。
まあ、その人物が本当にモテる(ナンパに成功する)ところを目撃したことはないのですが、似たような主旨は言わばモテ指南書の「基本」であり、幾分かの真実を含んでいるように思います。
むろん、モテる人間が全て悪人か、となればそれは違うでしょう。
しかし
>「女は顔と金でしか男を選ばない」という考え方は、それじたいあきらかな女性蔑視である。
とおっしゃるけれども、「女がカネで男を選んでいる」のは事実です。
それはもう、統計的にはっきりしているわけです。
個々の女性を見れば善良な人も悪質な人もいる、「リア充男性」にしてもしかりですが、それらみな、全てわかった上でそれでも現代において理不尽な状況が多いことを直感的に見抜いて、「モテを敵視」しているのではないでしょうか。
海燕さんは何を目指していらっしゃるのでしょう。
ネット用語に「シバキ主義」というのがあります。
何のことはない単なる「精神主義」をスラングっぽく言い換えただけの言葉ですが、不況のさなか、個々人の貧しさを「努力が足りん」的に個人へ責任を換言する言説を欺瞞であるとして批判する時、使われることが多い言葉であるように思います。
しかしどうしたことか、話が男女関係になるといきなりこの「シバキ主義」が台頭し、「お前らのミソジニーが悪い」との話になる。
そうした強者目線の言説は、弱者を追い詰める以外の効果はないのではないでしょうか。
(著者)
女性だって弱者だと思うのですが。
別にそうは思いませんが、いずれにせよ本件では「非モテ」という弱者を一段上から非難しているという話なので、「女性が弱者かどうか」は関係ないでしょう。