『花の詩女ゴティックメードワールドガイド』を購入したよ!
いやー、買うたった、買うたった。『ゴティックメード』は『ファイブスター物語』で知られるクリエイター永野護が監督・脚本・全デザインなどをひとりで務めたアニメーション映画で、『ファイブスター物語』とも深くかかわる内容になっています。
というか、実は『ファイブスター物語』の数千年前の出来事を描いたストーリーで、漫画を読んでいないとよくわからない箇所が多数出てくる始末。もっとも『ファイブスター物語』を読んでいればすべてがわかるかというとそうでもなく、さらに謎が増えるところもあるのだからひと筋縄では行かない。
そもそも『ファイブスター物語』自体、膨大な物語と設定のごくごく一部しか開陳されていない状態ですからね。そういうわけで『ワールドガイド』とはいっても、いつものごとく設定画集に近い内容です。
ひとこと、満足! 読んだところでスタント遊星とシステム・カリギュラに関する謎はいっこうに解けませんが、映画では把握しづらかった『ファイブスター物語』とのかかわりはわかりやすくなります。
ていうかドナウ帝国のハイランダーはサヤステ家の人間だったのか、まあたしかにカラミティ星の一族だもんな、とかいう、ほんとうにわかるひとしかわからない納得のしかたではありますが……。
『ファイブスター物語』と『ゴティックメード』を含む永野護ワールドは、ジョーカー太陽星団と呼ばれる四つの太陽系から成る星団を舞台にしています。しかし、ほんとうは物語のスケールはそれをはるかに越え、星団が存在するジョーカー宇宙全体に及んでいると思しい。
さらにはジョーカー宇宙もまた無数にある宇宙のひとつであるに過ぎず、ほかにタイカ宇宙、バスター宇宙などが存在しているよう。その各宇宙に全能の神々がおり、神々は神々なりの壮大な戦いを繰り広げているとかいないとか。
『ファイブスター物語』の主人公アマテラスはもちろん、サタンやジョーカー、ドラゴンといった神話的な存在はその戦いに関わるキャラクターであるという話もある。
まあとにかくよくわからないのですが、この「神々の戦い」こそ、『ファイブスター物語』の最大の戦いで、人間たちが演じる戦いはそれに比べると遥かにスケールダウンする戦いであるにすぎないのですね。
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