「次」は、こっちだ! ポスト脱ルサンチマンラブコメライトノベルの時代が来る。
そういうわけで、「ライトノベルは次なる時代へ。「オタク」対「リア充」の向こう側へ。」の続きです。
「リア充」と「オタク」という対立構造をなくしたラブコメに残る問題点とは何か?ということなのですが、その前にちょっと整理しましょう。
ぼくはここ数年のラブコメライトノベルを「リア充へのルサンチマン」という視点から見ています。もちろん、それでは整理し切れない作品はあるでしょうが、まあ、べつに万能の理論を作ろうとしているわけでもないからそれはそれでいい。
この「リア充へのルサンチマン」が「リア充」と「オタク」ないし「ぼっち」という対立軸を生み出し、その対立軸を基準にして物語を展開していったのが『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』や『僕は友達が少ない』といった作品でした。
漫画やアニメでも同種の作品が色々ありますね。で、そのリア充を敵視するプロセスのなかで、しだいに「自分たち自身が最高のリア
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