先週、『週刊少年マガジン』で『ベイビーステップ』が完結しました。

 正直、「寝耳に水」といったニュースだったので、「え、こんなところで終わっちゃうの?」という印象は強かったのですが、よくよく考えてみると、適切なところでの完結だったかもしれないと思えてきます。

 まさか四大大会で優勝するところまで描くわけにはいかないだろうし。いや、それはそれでひとつの選択だけれど、そうするとさらに高度な試合を描かなくてはならないことになるわけで、物語が非現実的な領域へ入り込んでしまうことも考えられる。

 そこらへんを考え合わせると、主人公であるエーちゃんがはっきりプロで活躍できることが明確になったこのあたりで終わらせることはありだな、と思えてくるのです。

 もっとも、それは客観的に見たときの話で、主観的には「これから水曜日どうするんだよ! 何を楽しみに一週間を過ごすんだよ!」という思いが消せないのですが―