昔懐かしいアイテムが進化中。夏のインテリアに「デザイン蚊遣り」はいかが？

小さな吸血鬼、蚊の出没する季節となりました。ゲリラ豪雨の多い昨今ですので、雨上がりの蚊の増殖にも気を付けたいところです。蚊は水場に卵を産み付けます。産卵の前に食事をして力をつけたいので、水場の増える雨上がりには行動が活発になるんです。

蚊に刺されないようにするためには、やはり蚊取り器や蚊遣りが欠かせません。一昔前は蚊遣り豚が主流でしたが、最近は一見すると蚊遣りと分からないモダンなデザインのものが増えました。今回はそんなおしゃれで斬新な、モダンインテリアにも溶け込む蚊遣りをご紹介します。

■モダン＆シンプルなコンセント式「CASTRO」

「CASTRO」はコンセント式の蚊取り器で、アースノーマットのリキッドボトルが使用可能。無臭で煙も出ないので、蚊取り線香の煙が苦手という方にもおすすめです。

ポイントは何と言ってもシンプルなデザイン。カラーバリエーションが豊富なので、お部屋のインテリアに合わせて色が選べるのもうれしいところ。機能も充実しており、8時間後には電源が自動的にオフ。長時間使用しない場合はコンセントコードを本体内部に巻きつけて収納でき、コンパクトに保管できるんです。リキットボトルの交換も簡単にできるので、面倒臭がりの方でも大丈夫です。

　

■情緒あふれる清涼感が印象的な「琉球ガラスの蚊遣り」

やっぱり蚊取り線香派という方におススメなのが「琉球ガラスの蚊遣り」。硝子の棒に蚊取り線香を差し込み、器の凹みにセットして使用する縦型の蚊遣りです。

水色の濃淡が涼しげでとても風情がありますよ。表面の質感やガラス内部の気泡などが、職人による手作りならではの風合いです。蚊取り線香を使用しない時季は花器としても使用可能ですので、また違った楽しみ方ができそうです。

　

■リアルな豚をかたどる発想が斬新な「ピッグ蚊遣り」

最後は「蚊遣り豚」のご紹介です。普通の蚊遣り豚を想像された方は甘いですよ。豚は豚でもこの「ピッグ蚊遣り」はリアルな豚に仕上げられています！

これぞ蚊遣り豚の進化形。陶器製の胴体は上下半分に割れ、内部に蚊取り線香が設置できます。口から煙が出るのがユーモラスですが「機嫌が悪い時はお尻から灰が出る時があります」という注意書きにも笑ってしまいました。

蚊取り線香だけでなく、スティック、渦巻き、三角コーン型全てのお香も設置可能ですので、お香立てとしても楽しめますね。カラーもホワイト、ブラック、ゴールドやピンクなど様々。ドイツで豚は幸運のシンボルだそうですので、お部屋に飾ったら何か良いことがあるかも知れませんよ。

　
今年の夏はモダンで素敵な蚊遣りを手に入れて、にっくき蚊を撃退しましょう。

［家具350、OZ沖縄ギャラリー、DESIGN STORE TOKYO］

（文／六島京）