---ワインのスペシャリスト、ウィラハン麻未さんがワイン&フード情報をお届けします!---
前回、注ぐだけでワインを即・飲み頃にしてくれるというアイシュ社の「魔法のワイングラス」をご紹介しました。
そのなかで、スペインの「レガード・ムニュス」というシャルドネを、アイシュ社の魔法のグラスで飲むと「ブルゴーニュ的になり、より高価なワインのニュアンスが出る」という変化が起きることをお伝えしました。
今回は、「レガード・ムニュス」に合う「バンバンジー」のレシピをご紹介したいと思います。
<シャルドネ「レガード・ムニュス」にぴったり! ごま香るバンバンジー>
材料
・鶏肉(モモ皮つき):450g
・トマト(イエロー、チェリー、グリーン)または、きゅうりの千切り
ソース(以下すべて混ぜあわせておく。)
・みじん切りにした生姜:大さじ1と1/2
・みじん切りにしたガーリック:大さじ3/4
・白ごまペースト:大さじ3
・しょうゆ:大さじ3
・酢:大さじ1
・ごま油:大さじ1
・ラー油:大さじ1
・砂糖:小さじ2
作り方
・鶏肉を20分程ゆでる(もしあれば、ネギの青い部分やスライスした皮付きの生姜と一緒に)。
・よく冷めたら、5ミリ程の幅に切る。
・圧力鍋の場合は3~4分ほど加熱し、冷めるまで鍋の中においておく。
・お皿の中央に、スライスした鶏肉をおき、周りにくし切りにしたトマトを飾る。
・トマトの代わりにきゅうりにする場合は、せん切りにしたきゅうりをお皿に敷き、その上に鶏肉をのせる。
・鶏肉の上にソースをかけてサーブする。
バンバンジーは日本の食卓で人気の典型的な中華料理です。そのものは間違いなく、よりライトな白ワインに合いますが、バンバンジーのソースにはしょうが、ニンニク、練りごま(ごまペースト)などが含まれる為、かなり強めの風味を持ちます。
ごまはナッツ類と同様、特に練ると素晴らしくリッチでオイリーな風味があります。概してナッツ類は、樽熟により得られるオークの含みを持つバターがかったキャラクターのあるリッチなシャルドネと素晴らしく良く合いますので、このセレクションとなりました。
更にこのシャルドネが持つほんの少しの残糖は、少々の砂糖に加え、練りごまの自然な甘さを含むソースと合わせるのに効果的です。実際ソースのクリーミィなテクスチャーとウェイトは、「レガード・ムニュス」のそれと大変似ています。今回はカラフルに夏らしく見せる為、薬味としてトマトを加えました。
夏らしいバンバンジーとシャルドネの素晴らしいマッチングをぜひ試してみてくださいね!
photo by Thinkstock/Getty Images
(文/ウィラハン麻未)