連載「おしゃれさんの輪」では毎回、ステキなおしゃれさんをご紹介します。そして次回に登場するのは、前回の方にご紹介いただいた次なるおしゃれさん。こうしておしゃれさんの輪はどこまでも続いていきます。
第10回目のおしゃれさんは......
美容師 上山ゆりさん
人気ヘアサロン『Abbey2』の店長・上山ゆりさんはスタイリストの柳田明子さんがハットを取り入れたコーディネートを絶賛していた通りのおしゃれさん。ハットをかぶる日のヘアアレンジ術を参考にして、夏を満喫！
ハット／coeur Tシャツ／韓国で購入 ベスト／ナンバーナイン レースのスカート／ブロンディ 靴／プラダ バッグ／イヴ・サンローラン
――コーディネートのマイルールを教えてください。
「昔からレースなどの甘いディテールが好き。でも、年齢的にそのまま着るのがちょっと気恥ずかしくなってきたので（苦笑）、今日のようにベストと合わせたりしてカジュアルすぎず、キレイめになりすぎず、お店の雰囲気に合うように着崩しています。
このハートのペンダントトップも、パリの教会で購入した奇跡のメダイユを組み合わせて、ボリュームとカジュアルさをプラス。オトナならではのコーディネートを研究して、まだまだ甘いディテールを楽しみたいと思っています」
――お気に入りのブランドはありますか？
「ガーリーなものは『ブロンディ』、エレガント系とカジュアルなものは『GREED International』をチェックします。今日着ているTシャツは韓国で購入。プチプラものもチェックしますが、どんなに安くても素材や形が気に入らなければ購入しません。これは、絶妙なVの開きが購入の決め手です」
――ハットをおしゃれにかぶるコツを教えてください。
「ハットは顔の形に合うかどうかがすべて。柳田さんも言っていましたが、試着を繰り返して似合うものを探すしかないと思います。トップスにボリュームがあるときは、サイドを少し残し、ラフにまとめてみて。おろすにしてもまとめるにしても、髪の毛をコテで巻いてからハットをかぶると、こなれ感がアップしますよ。
洋服を買うついでにチェックすることが多いので、好きなブランドは特にありません。このストローハットは『coeur』、フエルト素材はパリで購入しました。フエルト素材は冬のイメージがありますが、薄いグレーなら重くないので春～夏も大活躍！」
――洋服はおしゃれだけど、ヘアスタイルが残念......。そうならないための秘訣を教えてください。
「おしゃれは我慢っていいますよね。ヘアスタイルも同じだと思います。前髪が目にかかると鬱陶しくなるけれど、ヘアスタイル的には雰囲気が出る。髪の毛を巻くそのひと手間が面倒臭かったりするけれど、巻いてから髪をアップにすると女らしいニュアンスが出る。ひと手間かける時間がないという方も多いと思いますが、"ラクさ"を追求していると、いくら元の素材がよくてもキレイに見えなくなってくるのがオトナ世代。
先日、撮影でお会いした読者モデルの方が、子どもに手がかかるので特別なことは何もしてないと言っていましたが、よくよく話を伺うと、子どもと遊びながらちょっとしたエクササイズをしていることが判明。その方にとっては特別なことではないので、何もしていない、と。"何もしていない"にはレベルがある。そのことに気づいてから、ファッションやヘア＆メイクだけでなく、ボディも無理のない範囲でケアするようになりました」
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【次回のおしゃれさん】
上山さんからバトンを引き継ぐのは、美容師＆アイリストのいいのまゆみさん。「ファッションバランスが最高！ 甘すぎず、辛すぎずのさり気ない着こなしが素敵です」
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（撮影＆取材／編集部・山崎）
