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思わず声が出るほどの最高の組み合わせ! 日本の梅に合うワイン(レシピつき)

2013/06/20 19:01 投稿

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---ワインのスペシャリスト、ウィラハン麻未さんがワイン&フード情報をお届けします!---


梅干しをつくる季節ですが、みなさんは自分で梅を漬けますか? 梅干しは、非常に日本的な食べ物。まさかワインに合うとは思わないかもしれませんが、実はぴったりの品種があります。


それは、リースリング種です。リースリングと言えば、やはりドイツが本家本元。他の国でも素晴らしいものはたくさん造られていますが、やはりドイツ産のリースリングにある"酸"は、他の国が真似できないものではないでしょうか。そして、その"酸"ときれいにバランスが取れている残糖および果実味からくる甘み、これらが梅干しの甘酸っぱさと驚くほどマッチするのです。


130620_wine_plum01.jpgそれでは、梅干しを使ったリースリングに合う2種類の料理を紹介します。まずは「鱧おとし」です。


鱧は、今から旬ですが、先日京都の「菊乃井」さんで食す機会があり、改めてリースリングとの素晴らしいマリアージュを実感しました。鱧自体には個性の強い味はないので、つけて食べる梅のソースにワインを合わせることになります。


130620_wine_plum02.jpgおすすめするリースリングは、ピーロートNo.1と呼ばれるリースリング「ドルスハイマー・ピッターマンヒェン」です。ドイツワインは、収穫された時の葡萄果汁中にある糖度で等級が決まりますが、このワインは「アウスレーゼ」という、かなり上の等級です。


辛口に仕上げてあり、豊かなボディ、爽やかできりっとした酸味、リッチな果実味が、力強い梅のソースと最高の相性です。これが人間のカップルであれば、最高の夫婦と言える組み合わせです!!


130620_wine_plum03.jpgもう1品は「板梅」です。板かまぼこを切り、たたいた梅干しを添えるだけです。写真のように、かまぼこの上の部分に包丁で切り目を入れ、梅を入れても結構です。梅の量は、多めにしてくださいね。


130620_wine_plum04.jpgこれには、リースリング100%でできた「フュルスト・フォン・メッテルニヒ ゼクト」を合わせてください。様々な料理に合う、このワインの応用力にはいつも脱帽です! 何も添えないちくわやかまぼこにも合うのですが、たたいた梅干しを添えると思わず声が出るほどのぴったりマリアージュです。


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疲労回復効果もある梅干し。ご飯と食すだけでなく、ぜひお料理に多用し、ドイツのリースリングワインと食してください。湿気の多い日本の夏を、きりりとした"酸"のリースリングと梅干しで乗り切りましょう!


ピーロート・ジャパン


photo by Thinkstock/Getty Images


(文/ウィラハン麻未)

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