6月14日（金）いよいよ公開される映画『華麗なるギャツビー』。見どころは何と言っても15年ぶりにラブストーリーに登場する、レオナルド・ディカプリオ。カフェグローブ世代には特に思い入れの深い（であろう）あの『タイタニック』以来なんですよね。
『シャッターアイランド』『インセプション』『ジャンゴ 繋がれざる者』など、最近では社会派やアクション系、ちょっと狂気をはらんだ役で、演技派俳優のイメージが強くなり、「レオ様」じゃなく「ディカプリオ」と呼ぶべき？ な雰囲気にもなっていましたが、久々にスクリーンで微笑む、キラキラした表情を観ると「そうそう、この感じ。待ってました！」という気持ちで胸がいっぱいに。レオ様、健在です。
といっても、このギャツビー役、富も財産もすべて手にしたキラキラの一面の裏に、ふとのぞかせる暗い表情があって。そんな得体の知れない怖さを感じさせる役柄が、これまで王子様から悪役まで演じてきた今のレオ様にぴったりな気がしました。
ストーリーは、毎夜豪華絢爛なパーティを開くミステリアスな男、ギャツビーの秘められた恋を描いたもの。夜ごとパーティを開く理由は？ 彼の仕事は？ 過去は？ といった謎が明らかにされることで、とてもピュアなラブストーリーが浮かび上がってきます。
原作は、20世紀を代表するアメリカ文学、F・スコット・フィッツジェラルドの代表的小説『グレート・ギャツビー』。2006年に村上春樹さんの訳（中央公論新社）が出たことでも話題になりましたよね。原作のファンはもちろん、読んだことがなくてもわかりやすいストーリーで楽しめると思います。
登場人物たちのファッションも、この作品の見どころ。ドレスはプラダとミュウミュウ、ジュエリーはティファニーが担当。舞台となる1920年代らしい、アール・デコ風なデザインのヘッドドレスやフリンジたっぷりのドレスなど、キラキラしたなかにクラシックな雰囲気のあるファッションはどれも本当に素敵。特に、キャリー・マリガンが演じるヒロイン、デイジーの衣装は、頭から指先まですべてがゴージャスです。
関連イベントとして、この映画に提供した衣装を展示する展覧会「CATHERINE MARTIN & MIUCCIA PRADA DRESS GATSBY」が6月14日～30日（日）まで、プラダ 青山店にて開催されるそう。映画の鑑賞後のプランに加えてみては。
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『華麗なるギャツビー』［公式サイト］監督：バズ・ラーマン
出演：レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア、キャリー・マリガン、ジョエル・エドガートン
6月14日（金）丸の内ピカデリー他、全国ロードショー 2D／3D同時公開
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（文／ミヤモトヒロミ）
