6月――会社員の方はボーナスをもらう人が多くいるのではないでしょうか。ボーナスは1つの例に過ぎませんが、日常生活のなかで"お金"について考えることは少なからずありますよね。ではお金はあればあるだけ幸せなのでしょうか?
その答えの1つが兄弟サイト「ライフハッカー[日本版]」に載っていました。結論から言うと、お金で幸せは買えることが科学的な研究によって解明されているそうです。アメリカの調査結果で「人生の評価と収入の相関性を調べたところ、収入が増えるのに比例して、人生の評価も高くなる」と判明。しかし、年収が一定金額を超えると幸福度もピークに達することがわかったのだとか。
ではお金で幸せになるにはどうすればいいのでしょうか? それは「お金の使い方」にあるようです。以下では、「お金で買える幸せ」を最大化するための8つのポイントをご紹介します。
1. モノではなく経験を買う
変化がなく、時が経てば劣化するモノに対して、経験は唯一無二のものです。年を経るごとに輝きを増すこともあります。モノを買うよりも、できる限り経験にお金を使うようにしましょう。
2. 自分ではなく他者を助ける
人間は社会的な動物です。なんらかの形でお金を使って、自分以外の人との結びつきを深めれば、社会的なつながりが強固になり、自分や他者に対する良い感情が膨らむものです。ささやかな形でもかまいませんので、それを日々のお金の使い方にとり入れてみましょう。
3. 「大きな喜びをわずかに」ではなく、「小さな喜びをたくさん」買う
人はあっという間に変化になじむものです。効果的にお金を使いたいなら、すぐに慣れてしまう「大々的な」変化ではなく、ちょこちょことした変化にお金をかけるようにしましょう。こと幸福に関しては、頻度はインパクトよりも重要です。
4. 保証や保険にお金をかけない
人は変化に慣れる生きものなので、たとえ買った商品が故障したとしても、その時感じる後悔は、予想よりもはるかに小さなものです。さらに、保険や返品保証などの安易な「逃げ道」は、逆説的ですが、さらなる不安や不幸につながることがあります。
5. ローンで買わず、買う前にも楽しみを
ローンを組んだ衝動買いでは、理性的な判断を下すのに必要な客観的視点が奪われています。また購入前の期待感こそが幸福の大きな源です。最大限の幸福を得たいのなら、「買おうかどうしようか」「何を買おうか」と迷う時間や、欲しいものが手元に届くまで待つ時間をじっくり味わうようにしましょう。
6. 細かいことまで考えてみる
幸福(あるいは不幸)はたいてい「細かいこと」に宿っているということが、研究により明らかになっています。大きな買いものをする前に、それを所有したら周囲の状況がどんな風に変わるのか、手に入れることで時間の過ごし方がどう変わるのか、そういった細かいことをじっくり考えてください。
7. 商品の比較には、自分なりの基準を持つ
買い物の際に気になる特徴と、買ったものを実際に使ったり食べたりする時に気になる特徴は違うのに、前者だけが重視されがちです。商品を差別化させるためだけの特徴に惑わされず、買ったものをどれだけ楽しめるかなどの基準だけを重視するようにしましょう。
8. 自分の頭ではなく世論に頼る
買ったものをどれだけ楽しめるか想像する時には、自分の判断力を過大評価しないようにしましょう。科学的に見れば、人はその手の判断がとても苦手です。買いものの判断の際には、ほかの人の意見に耳を傾け、ユーザーレビューをうまく活用しましょう。
いかがでしたか? お金は幸せを手に入れるチャンスをくれるもの。何が自分を幸せにしてくれるのかを見極めてみてはいかがでしょうか。
photo by Thinkstock/Getty Images
(文/編集部・寺田)
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