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作詞 / / 編 菊地成孔



    夜の高速道路

    青いヴェルヴェットの上を 

    車は走る あたし達を乗せて

    ああ  honey dew ダイアモンドと メロンの味がする

    あなたのKissは文学的

     「ねえ?みんなの言ってる、あなたのことなんて、嘘でしょう?」

    って あたしが言った

 

    痛みを喜びに 変える魔法を唱える

    高層ホテルの ルームライト数え

     mein muse 花束と 生肉の香りがする

    君のベッドは宗教的

     「ああいつからこの国はこんなふうになっちまったんだ」

    って あなたが言った 


    脱ぎ捨てたのは ethic

    教わらなかったのは 滅びゆくものは

    ethic / ethic

    こんなにまでも あたしたちを

    だめにだめに 

    だめにしてしまう
 

      (alto sax


    ローションの水槽と あなたの書いた論文で

    愛しあえる 夜のあたし

    あたしを裸にして 誰かに祈り捧げる

    疲れ果てた夜のあなた

    安定剤 吸入器 「興奮しすぎたっていいのに」

    って あたしは思った

 

    着せられたのはfetish

    教わったのは 口を塞ぐのは

    fetish / ethic

    こんなにまでも あたしたちを  

    だめにだめに

    だめにしてしまう 


    このまま どこまでいくのかしら?

    車は どこまで走るかしら?

    金星は いつまで見てるかしら?

    高速は どこまで続くかしら?

    2人は 愛しあってるかしら?

    2人は かなしくなるのかしら?

    このまま どこまでいくのかしら?

    車は どこまで走るかしら?

    金星は いつまで見てるかしら?

    高速は どこまで続くかしら?