菊地成孔(著者) のコメント

菊地成孔 菊地成孔
(著者)

>>3

<「歌が入ったフュージョンもしくはプログレ」とはまさにその通りですね。僕的にはそれは作り手目線の音楽という事でしょうか。>

 そうですね。まあ、テク自慢の音楽ですよ(モノンクルもクラクラもウォンクも)。ただ、「それを聞くのが大好き」と言う人々がいて、過去のフュージョンブームがあったんで、客の欲望はどこまでも、ですよね笑。最近の段好きのアイドルとかもハイスキルなんですけど、子供の頃から死ぬ気でやってるから良いじゃないですか笑、芸大出身でポップスに、とか、バークリー卒で、とかいうの、世も末だと思います笑。ずっと遊んでて、適当に楽器が弾けるようになったら来いよ。と思いますけどね笑。ああいうのは、普通の、オーセンティックな権威主義だと思いますよ。

<でもポップスは完全に観客目線ですよね。僕が浴びるようにして育ってきた昭和の流行歌や歌謡曲は、いやらしいほど観客を見ていたと思います。無意識的に大衆もその勝負を楽しんでいた。
70歳にして中森明菜さんのファンクラブに入った僕が言っているから間違いはないです、笑。>

 はい、ポップスはそうです。ポップスは客目線というより、客と「同じ目線」の音楽ですよね。大したことしないんだもん。ポップスっていうのは、そこにポップスの魔法があるんですよ。僕だってぷにぷに電気さんと目があった!とか言って(会ってないのに笑)舞い上がったりして、こんなの魔法以外の何物でもないでしょう。あきなのファンクラブ、僕も入りたいですよ笑。

No.10 22ヶ月前

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