ビュロ菊だより

<菊地成孔の日記 2022年12月5日午後5時記す>

2022/12/05 20:30 投稿

コメント:14

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 12月に入った。例年になく長かった今年ももう1ヶ月を切ったが、元日までは波乗りと一緒だ。今日、東京は急激に寒さを増し雨が降った。アレッサンドロ・ミケーレがグッチを退任。

 

 1980年代なら、むしろパーティー日和だ。クラブカルチャー全盛期よりも少しだけ前の、初期ヤッピーのパリピ文化。彼らは雨や寒さなど気にしなかった。毛皮とプラスティックがマテリアルの服を纏い、ポップグループやリップリグ&パニックで、あるいはマイケルジャクソンで踊る。

 

 タクシーに乗ってシートベルトを刀を抜くように、大きく引っ張ってロックする。「青山通りの、行列ができるドーナツ屋の前。で分かります?」と笑いながら聞くと、異様に恐縮した感じで「すみません住所を、、、、」と言われた。「ですよね笑」

 

 ドーナツ屋さえ行列はなく、青山はブルーヴェルヴェットだった。加齢のせいで、角膜がおかしくなったのかも知れない。クラブゼロの階段を降りるともう新音楽制作工房の藤井くんが先に入っていて、かなりパセティックな歌モノでサウンドチェックをしている。彼がまだDAW初心者だった頃とは別人である。


 人が育つというのは恐ろしいほどだ。無邪気で乱暴で、何も知らないでいられる時期は短い。それは巷間「短い」とされる人生より短いのだ。

 

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コメント

菊地成孔 菊地成孔
(著者)

>>10

 第三帝国は結局未遂だったんで、一歩戻って。というのは確かにエレガントですし、生真面目ですよね笑。

 日本は幕藩体制に戻す動きも面白いけれども、僕は「シン全学連」「シン革マル」が良いと思っています笑

No.13 23ヶ月前

>>7
エルビスだって、黒人地区で生まれた、ミケーレは、西欧アカデミズムと産業ファッション金融を嘲笑い、小池先生は、今や日本の東京で象徴的存在、こんな露わな現実、ホント、東宝の生い立ち、東映のドキュメンタリック、トラック野郎亡き、令和を生きる、ラジカルな意志でダーリンSaeko,
DoraDoraDramathèqueな2023還暦双子座で、マ〜、そこんとこヨロシク〜

No.14 23ヶ月前
菊地成孔 菊地成孔
(著者)

>>14

「そこんとこヨロシク」終わりはダメ笑

No.15 23ヶ月前
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