菊地成孔(著者) のコメント

菊地成孔 菊地成孔
(著者)

>>2

 追伸です。エドワードホッパーはアメリカの画家で、バーや汽車の中を多く描きましたが、そこには自己沈潜が描かれていて、寒々しい効果を美的に昇華しています。ただ、会話も合奏もセックスも絶滅はしないでしょう。人はコミュニュケーションがしたい生き物ですが、それが3次元の日常性ではなくなって行く、というのは、予想に難くないですよね。コミュニュケーションは地下化、あるは祝祭に移行して行くわけで、その時のコミュニュケーションは、爆発的なものになると思います。僕は、タクシーの運転手とも、坂根屋のオヤジとも、通りすがりの通行人とも、料理屋のシェフとも必ずコミュニュケーションをして来たので、「生きづらい」とまでは言いませんが、歳くったなあ笑、と痛感しています笑。

No.3 31ヶ月前

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