菊地成孔(著者) のコメント

userPhoto 菊地成孔
(著者)

>>5

 お買い上げありがとうございます!泣き笑いしながら指人形で遊んでください笑。

 補償作用とか補償能力とかいう言葉で説明されますが、ある能力の欠如を、別の能力が代理することはよくあります。聴覚を失って、演奏や歌が発達するというのは「別の能力」ではないので、多く、視覚を失った人々(ブラインド)が、歌や楽器の天才になる形は、ご説の通り、特に黒人ブルーズメンに多かったですね。レイチャールズ、スティービーワンダーあたりが最後の世代でしょう。ジャズ界では、不勉強ながら、有名なレニトリスターの(白人)以外は1人も知らないです。ロックではどうなんでしょうか?

 いずれにせよ、覚知能力の障害者が補償能力によって何事かを成す。という形、特に「黒人が」「ショービジネスで」という制限があるケースは、時代とともに、特に医療の発達、人権を様々な変化によって(音楽以上に、障害が多いものはフリークショーに出される場合も多々ありましたし、白人の盲目音楽家も戦前にはいました)、現象傾向にあると思います。

 ロックの人は耳潰してる人、多いですよ笑、僕はDC/PRGの、あのポジション(立ち位置)になった瞬間から「将来、耳潰すな」と思っていました笑。

No.14 37ヶ月前

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