菊地成孔(著者) のコメント

菊地成孔 菊地成孔
(著者)

>>14

 少なくともライブ運に関しては引きが強いと思っています。しばらく3時間ライブというものは観客を入れてはできないでしょう。無観客配信とか、チャージは投げ銭で、といった方法を一切採らなかった、というカードの切り方も引きに反映していると思われます。僕は後年「コロナの頃、無観客って一回もやらなかったよ」と言いたいわけですね笑。

 ボックスセットは、最新のメンバーによる唯一の録音物になるので(特に凄いのが解散ライブの東京ですけど笑)、是非お買い上げください笑。

 コロナ禍に「意外性が無さすぎる」と判ずるのも賭博の場の読みで、僕はイカサマは常に行われていると思っており、あとはイカサマが成立するかどうかだと思っています。どのぐらいのイカサマが成立するかの取れ高はまだ読めませんが。

 坂本さんは、どんどんクラシック寄りにルーツバックして行きましたが、YMO時代の特にソロワークが「クラシックとポップスの垣根の溶かし方」として、一番美しく強かったと思います。それは作、編曲の技法に帰するもので、市場価値とは(原理的には)無関係です。ちゃんと説明するにはちょっと時間がかかってしまいますが。

No.18 43ヶ月前

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