>>21 毎度毎度60年代東宝でアレなんですが、僕が「この国の花火は破壊的」と思ったのは、故郷の利根川花火大会でも、中華街の旧正月でも、隅田川花火大会と山下洋輔グループが共演、でもなく、クレージーキャッツの「メキシコ作戦」でした。作品の中では文字通り「他のもの」を花火に混ぜ込んで、植木、ハナ、谷が捕縛されている石造りの牢屋ごと吹き飛ぶわけですが、荒唐無稽な内容の中に、ここだけ異様なリアルを感じました。東宝だと音効が円谷組になりがちで、つまり爆発音が同じ音源なので、優れていると同時に記号化するのですが、この作品だけは音効が円谷組ではなく、異様な質感で、何せ時間が長い。あけましておめでとうございます。無事チケットを入手されますよう。
「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。
音楽家/文筆家/音楽講師 ジャズメンとして活動/思想の軸足をジャズミュージックに置きながらも、ジャンル横断的な音楽/著述活動を旺盛に展開し、ラジオ/テレビ番組でのナヴィゲーター、選曲家、批評家、ファッションブランドとのコラボレーター、映画/テレビの音楽監督、プロデューサー、パーティーオーガナイザー等々としても評価が高い。
(著者)
>>21
毎度毎度60年代東宝でアレなんですが、僕が「この国の花火は破壊的」と思ったのは、故郷の利根川花火大会でも、中華街の旧正月でも、隅田川花火大会と山下洋輔グループが共演、でもなく、クレージーキャッツの「メキシコ作戦」でした。作品の中では文字通り「他のもの」を花火に混ぜ込んで、植木、ハナ、谷が捕縛されている石造りの牢屋ごと吹き飛ぶわけですが、荒唐無稽な内容の中に、ここだけ異様なリアルを感じました。東宝だと音効が円谷組になりがちで、つまり爆発音が同じ音源なので、優れていると同時に記号化するのですが、この作品だけは音効が円谷組ではなく、異様な質感で、何せ時間が長い。あけましておめでとうございます。無事チケットを入手されますよう。