菊地成孔(著者) のコメント

菊地成孔 菊地成孔
(著者)

>>5

 楽器を手にすることは非常に素晴らしいことで、途中で飽きてやめてしまったとしても大変貴重な経験です。打楽器は管楽器よりもストレートに音が出るし、全身運動としての屈折がないので、腰さえ気をつければ(カホンは腰を壊しやすいので)演奏の喜びに近い位置にあります。古い楽器であればあるほど(打楽器はおそらく、声に次ぐ最初の楽器だったでしょう)、そうなります。プリミティヴであればあるほど人との親和性は高くなります。しかし、楽器を使わなくとも、放っておけば常に聞こえてくる音楽と一体化すること、それが出来れば(出来ない方がまだまだ多いです)その人は音楽家です。神の加護を。

No.11 48ヶ月前

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