菊地成孔(著者) のコメント

菊地成孔 菊地成孔
(著者)

>>12

 まあ、他の仕事と同じで、ケチはあらゆる角度からつきますが、ケチがつくというより、仕事上のリクエストなのだから、これは雇用されている側からすると当たり前の話で、僕があまりに伸び伸びしたいだけなんですよね(笑)、夜電波だって、完全な伸び伸び番組ですから(笑)、あれに作家入ったら終わりでしょう(笑)。僕は「誰が悪い」という問題系は持たないので、善悪ではないですが、とにかく僕は伸び伸びした方が、社会的に良い仕事をします。伸び伸びしたら個人のオナニーでしょう、とはならないですね。実際のオナニーをし過ぎている恩恵だと思っています。しっかりオナニーすれば、他のことに自慰的な事はしなくて済むと思っています。これはハリウッドでも欧州でも同じで、お挙げになった映画は、音楽家と監督の関係が、特別に意識とリテラシー高く結びついた例です。ああいうネクスト感のある作品は、日本だけではなく、ハリウッドでも滅多に出ないですね。

 一緒にやりたい監督とか作品はありませんが、大変な自信過剰は分かった上で申し上げるとして、最低でも日本の、としますが、大抵の作品は僕が音楽をやった方が良いと思いますし、アニメは僕が日常的に嗜まないだけで、我が国に於いて、劇映画より水準が高いのは知っているつもりです。僕が「これは音楽やり甲斐があった。何の文句もないわ」と思ったのは、ルパン(峰不二子)とガンダム(サンダーボルト)だけです。

 「そこらに住んでるおっさんが、昔バンドをやっていて」話は、カニエではなくJAY-Zの話でした。ここ数年ぐらいじゃないかなあ?在米のエンジニアが言ってました。

No.14 60ヶ月前

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