菊地成孔(著者) のコメント

菊地成孔 菊地成孔
(著者)

>>10

 セカンドビルボードは、単純にサチモスとセロの「総合力(が、ビルボード概念の中心なので)」を一目でわかるように比べたり、ファイナルスパンクハッピーとグリムスパンキー(名前だけですけど・笑)の総合力を比べるということができるでしょうし、K-POPいうまでもなく、世界中のローカルオーヴァーグラウンダーと、ワールドワイドのオーヴァーグラウンダーの違いも明確にするでしょう(第一ビルボードもそうで、ミシュランと同じく、世界各国に手を伸ばしました。それが、ザ・ビートルズのデビューによって、世界中のボーカルスターが消えて、世界中のビルボードのHOT100がみんなザ・ビートルズに染められてゆくんですよね。あれは革命運動だと思いました。

 最終スパンクスの現状でのマーケリサーチは何とODがやって、報告書が来ます。ご指摘の通り、音楽好きよりアート、ファッション、フーダー、漫画家さんが多いです。これまたご指摘の通り、母集団が増えれば、平均化すると思いますが、「プロダクツが無いのにツアーをするとどうなるか?」という実験でもあり、それはエビデンシャルではないですが、ステージからの目視で、「どれだけ踊れる人が来るか?」の観測でもありまして、それでDJセットもくっついていた訳ですが、ボス君の報告では「踊れてない人はほとんどいない。数にしたら20%弱」と言ってました。ここが資料として面白いですね。音楽好きだから踊る。そうではない人は踊らない。というわけではない。という。

 谷王は、私感ではODよりも幾分か可愛いです(笑)。音が済んでるのは、天下のスターリングサウンドのマスタリングによるものですね(笑)。僕の作品でスターリング、特に、故トムコインにマスタリングしてもらったのは「CURE JAZZ」と「ドミュ二ストの誕生」で、どちらも異様に音が澄んでますね(笑)。

No.11 67ヶ月前

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