菊地成孔の一週間(1月第2週)
<1月12日>
我がTABOOレーベルの18年度第1作は、Ai ichikawaもしくはI.C.I改め(I.C.Iは継続するが)市川愛氏のソロ第1作である。リリースは3月下旬になるが、現在が政策のホットゾーンである。この週は基本的に、レギュラー仕事以外は氏のアルバム制作に費やされた。こう書くと作曲したり録音したりしていると思われるだろうが、録音は1月第4週であり、現在はコンテンツの整理と全曲のリアレンジメント(編曲の手直し)、作詞のブラッシュアップと、あとはジャケット並びにアーティスト写真のアートワークである。結構思い切ったルックの変化を行うので、発売の際にはマーケットの判断を仰ぎたい。
音楽の具体的内容や、あらゆるバックヤードに関する言及は「粋な夜電波」にゲストとして出演して頂く時間以外、私からはしないことにしているので、ここでは契約までの経緯を、若干時を遡って記すことにする。一言でまとめれば、アルバムはTABOOレーベルクオリティ、すなわち傑作になるので、ぜひお買い求めいただきたい。