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【自然災害メモリアル】第311回:七夕豪雨(1974)の日 [防災]どこにでも影響が出る自然災害

2019/07/07 21:00 投稿

  • タグ:
  • シリーズ:自然災害メモリアル
  • BSC24
  • 防災
  • ND
どうも、
管理者のNDです。

07月07日は、
七夕豪雨(1974)から45年です。

静岡県静岡市などを中心に発生した、この七夕豪雨は24時間で508mm/hという
猛烈な量の雨が降りました。この雨で
安倍川も巴川も決壊に氾濫、近くではがけ崩れや土砂崩れも発生して浸水被害と、
まさに静岡県内の災害史に残る大きな災害となりました。

死者は27人に上り、模型メーカー各社の経済的被害も顕著だったと言われています。

交通インフラで最も被害を受けたのは、静岡鉄道で、
この豪雨によって静岡鉄道清水市内線が廃止に追いやられる深刻な被害になりました。

また、静岡という幹線としての役割で重要な拠点である道路が寸断されたことによって、
幹線道路は前後で大渋滞になるなど、静岡市内にとどまらない大きな影響が出ました。


今回は、
「どこにでも影響が出る自然災害」をテーマにお伝えします。

自分は、ここに住んでいないし日本のここで自然災害が起きるぐらい自分は無縁、
高みの見物―― などと思っている方、必ずいると思います。

しかし、巡り巡って日本国内で発生した影響というのは、自分に少なからずの影響を受けます。
流石に直接的と比べれば微々たるものかもしれませんが、影響が0ではない点です。


一番わかりやすいのは、農業被害です。
例えば日頃食べている"ラーメン"などの外食のような場所では、
かなりダイレクトにこの影響を受けることもあります。
ラーメンに使用していた原材料などが高騰、あるいは生産不足になると
そのラーメンメニューそのものが販売休止に陥ってしまいます。

次に被害が出るのは旅行者と言ったところでしょうか。
鉄道に被害が出れば当然ながら目的地への妨げとなってしまう交通障害が発生します。
豪雨・津波被害などでは、酷ければ10年近くにわたって不通になってしまうものも存在します。
特に赤字路線になっている場所ほど、長引く傾向にあります。
マニアックな旅をしたい人ほど、世間的にはマイナーな路線になるので本当にこの影響はキツイと
自分も旅行好きですので、考えさせられる次第です。
今回の吉都線の不通もそれなりに痛手だろうと感じています。

他にも影響が出るのは、やはり旅行プランやツアーなどといったものが消えることもあります。
稀に復興割などのサービスが展開されることもありますが、結局は国にとってはマイナスでしか
ないことですから、巡り巡って税金に影響が今度は出てきてしまいます。

そして何よりも、自然災害が起きれば起きる程、国のお金というのも莫大になっていきます。
当然ですが、税金で被災地の復興費用の一部が賄われるものですから、
ないに越したことはないのです。

自然災害を願望している人が時々見受けられますが、結局は自分が慢性的に段々と
苦しくなっていくことをわかってもらいたいです。

ここを見ている人に、まさか自然災害を熱望する人はいないと思いますが、
出来心でも日本にダメージを与えるようなこと、絶対考えない方が良いです。
日本のどこにでも、自然災害が来ないことを祈り続けてください。


今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。


明日は群馬県で起きた、草津白根山噴火(1897)を紹介します。

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