どうも、
管理者のNDです。
6月29日は、
金沢地震(1799)から220年です。
この地震は、金沢城下にほど近い場所が震源となり、大きな揺れが城下町を襲って
被害が集中しました。能美・石川・河北郡で家屋全壊が964棟にのぼったという記録があります。
特に上下動が激しいなどといった報告もあって屋根石が30cm飛んだという目撃情報、
更には、石灯篭の竿石が1.8m飛び上がるなどしたとも言われ、縦揺れの凄まじさが伺えます。
そして、案外被害地域に差もあったとしていくつか顕著に記録も残されています。
おおよそ規模の推定はM5.75~M6.25ぐらいと局地的な被害だったことから、
比較的大きくはない規模として推定されているほか、死者は城下町を中心に襲った中大地震で
少なくとも21人との記録があります。
ちなみにですが、今日は金沢地震の他にも
埼玉北部落雷降雹災害(1917)から102年、
大西山山体崩壊(1961)から58年、
6.29豪雨災害(1999)から20年と
6月29日は、様々な形で梅雨らしい災害が起きています。
梅雨時期ということもあって災害が起こりやすいシーズンであるとも言えます。
特に埼玉北部落雷降雹災害では、あろうことか、
かぼちゃ大の29.5cm、重さ3.4kgという雹が落下してきました。
落雷も顕著で、この落雷・降雹という気象条件の中、落雷に直撃した1人が死亡しています。
尚、大西山山体崩壊も噴火ではなく、これは36豪雨の影響で対岸の集落が呑み込まれるなどして、
死者は単独で42人に上りました。
そして6.29豪雨災害は、死者38人に及ぶ広島や福岡など西日本の主要都市をおもに襲った
都市型水害となりました。博多駅ではビルの地下が浸水しています。
今回は、埼玉北部落雷降雹災害にちなんで
「雹から逃れるためには」をテーマにお伝えします。
頭に当たるだけで、大きな雹になるほど多大なダメージ、ひどければ、一瞬で命に関わる程の
危険なものが空から降ってくるその雹は、大気の状態が非常に不安定であれば、
関東だろうと、どこでも起こりうる自然災害の一つです。
つい、2014年にも府中では大量の雹で大きな被害がありました。
前回の雹記事では、雹がもたらす災害を紹介しましたが、
今回は簡単に雹からかわす方法をお伝えします。
まず、降雹は何の前兆もなしに来るような理不尽な自然現象ではありません。
大気の状態が安定していれば、まず降雹がやってくることはありません。
しかし、自分の感覚だけで今日は大気の状態が良いとわかるのは結構難しいですから、
まずは天気予報を毎日見ることが一つの防災につながるでしょう。
もし、その日が降雹する可能性がある言い方は、おおよその経験上、
「所によりにわか雨や雷雨」<「雷を伴って強く降るところがあるでしょう」
<「竜巻などの激しい突風」<「広い範囲で突然の天気急変にご注意ください」
の順に、降雹をする可能性が高くなります。
雹のことを言ってくれる場合もありますが、主に"竜巻"の方が災害としては重要なので
省略されることもあります。
もちろん、天気予報のキャスターが言う文の一例であるので、必ずしもとは行きませんが、
この表現は、一つの大気の状態を表します。
雹が降るのは、竜巻をもたらすほど大気の状態が不安定な時です。
「竜巻注意情報」が発表されているときは、"竜巻などの激しい突風"が
主な注意点ですが、この竜巻注意情報が出ているときは雹にも警戒しなければなりません。
そして大切なのは、空の様子に注意することです。
雹は青空からいきなり降ってくることはありません。夏の場合は、
黒灰色の「これは雷雲で間違いない」と言えるような雲から降ってくることがほとんどです。
YouTubeの動画で竜巻の瞬間を撮影している映像があると思いますので、
そちらの方もご確認ください。どんな雲や状態が危ないのか参考になります。
そして、どうしても外に出ているときは当然ですが雹は傘では小さな粒までならまだしも、
大きなものになれば防ぐことは不可能に近いです。ここで重要なのは広い場所にいないことです。
突然の雹に備えるには、せめて車の下など頑丈なものの下に身を潜めることが一時的でも
できるような場所を探しておくことが大事です。
地方の田園風景が広がる場所では、降雹すると避けられる場所がありません。
基本的に雹から逃れるためには、屋内に避難するのが最低条件です。
更に危険を伴う場合は、屋内にいて、かつ低い階層で待機し、貫通する雹に注意してください。
地下があれば、なお良いと思います。
なお、雹は何時間も続くようなものではありません。長くても数十分で収まります。
しかし、雹のあとは高い確率で豪雨になったり雷とペアでやってくるので、
雹の前後は決して気が抜けない状態になります。
車の下に入って雹からは身を守れても、落雷が激しければ車の中にいるほうが、
まだましなこともあります。
雹はほかの災害と組み合わせてやってくることを忘れないでください。
単発でやってくることはまずないです。
また、発達中の雨雲で掛かりはじめの場所に発生しやすく、
豪雨の途中でくるよりも最初にいきなりということが結構あります。
つまり、曇りから落雷と一緒に雹から豪雨という流れが多いです。
急に夜や夕暮れでもないのに空がいきなり暗くなるほどの雨雲が迫ってきたら、
その時は十分警戒です。最低でも雷は鳴っているはずですから、雨も降っていない段階で落雷が
目視できるほどの状態ならすぐに屋内退避して、屋外での活動は中断してレーダーなどを
一度確認する方が良いです。こまめなチェックと素早い危機回避が
あなたの命を救うことになるかもしれません。災害から避けるためには、
予測できるものは空振り覚悟で早め早めの行動を心がけましょう。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
明日は、長野県で発生した松本地震(2011)を紹介します。
管理者のNDです。
6月29日は、
金沢地震(1799)から220年です。
この地震は、金沢城下にほど近い場所が震源となり、大きな揺れが城下町を襲って
被害が集中しました。能美・石川・河北郡で家屋全壊が964棟にのぼったという記録があります。
特に上下動が激しいなどといった報告もあって屋根石が30cm飛んだという目撃情報、
更には、石灯篭の竿石が1.8m飛び上がるなどしたとも言われ、縦揺れの凄まじさが伺えます。
そして、案外被害地域に差もあったとしていくつか顕著に記録も残されています。
おおよそ規模の推定はM5.75~M6.25ぐらいと局地的な被害だったことから、
比較的大きくはない規模として推定されているほか、死者は城下町を中心に襲った中大地震で
少なくとも21人との記録があります。
ちなみにですが、今日は金沢地震の他にも
埼玉北部落雷降雹災害(1917)から102年、
大西山山体崩壊(1961)から58年、
6.29豪雨災害(1999)から20年と
6月29日は、様々な形で梅雨らしい災害が起きています。
梅雨時期ということもあって災害が起こりやすいシーズンであるとも言えます。
特に埼玉北部落雷降雹災害では、あろうことか、
かぼちゃ大の29.5cm、重さ3.4kgという雹が落下してきました。
落雷も顕著で、この落雷・降雹という気象条件の中、落雷に直撃した1人が死亡しています。
尚、大西山山体崩壊も噴火ではなく、これは36豪雨の影響で対岸の集落が呑み込まれるなどして、
死者は単独で42人に上りました。
そして6.29豪雨災害は、死者38人に及ぶ広島や福岡など西日本の主要都市をおもに襲った
都市型水害となりました。博多駅ではビルの地下が浸水しています。
今回は、埼玉北部落雷降雹災害にちなんで
「雹から逃れるためには」をテーマにお伝えします。
頭に当たるだけで、大きな雹になるほど多大なダメージ、ひどければ、一瞬で命に関わる程の
危険なものが空から降ってくるその雹は、大気の状態が非常に不安定であれば、
関東だろうと、どこでも起こりうる自然災害の一つです。
つい、2014年にも府中では大量の雹で大きな被害がありました。
前回の雹記事では、雹がもたらす災害を紹介しましたが、
今回は簡単に雹からかわす方法をお伝えします。
まず、降雹は何の前兆もなしに来るような理不尽な自然現象ではありません。
大気の状態が安定していれば、まず降雹がやってくることはありません。
しかし、自分の感覚だけで今日は大気の状態が良いとわかるのは結構難しいですから、
まずは天気予報を毎日見ることが一つの防災につながるでしょう。
もし、その日が降雹する可能性がある言い方は、おおよその経験上、
「所によりにわか雨や雷雨」<「雷を伴って強く降るところがあるでしょう」
<「竜巻などの激しい突風」<「広い範囲で突然の天気急変にご注意ください」
の順に、降雹をする可能性が高くなります。
雹のことを言ってくれる場合もありますが、主に"竜巻"の方が災害としては重要なので
省略されることもあります。
もちろん、天気予報のキャスターが言う文の一例であるので、必ずしもとは行きませんが、
この表現は、一つの大気の状態を表します。
雹が降るのは、竜巻をもたらすほど大気の状態が不安定な時です。
「竜巻注意情報」が発表されているときは、"竜巻などの激しい突風"が
主な注意点ですが、この竜巻注意情報が出ているときは雹にも警戒しなければなりません。
そして大切なのは、空の様子に注意することです。
雹は青空からいきなり降ってくることはありません。夏の場合は、
黒灰色の「これは雷雲で間違いない」と言えるような雲から降ってくることがほとんどです。
YouTubeの動画で竜巻の瞬間を撮影している映像があると思いますので、
そちらの方もご確認ください。どんな雲や状態が危ないのか参考になります。
そして、どうしても外に出ているときは当然ですが雹は傘では小さな粒までならまだしも、
大きなものになれば防ぐことは不可能に近いです。ここで重要なのは広い場所にいないことです。
突然の雹に備えるには、せめて車の下など頑丈なものの下に身を潜めることが一時的でも
できるような場所を探しておくことが大事です。
地方の田園風景が広がる場所では、降雹すると避けられる場所がありません。
基本的に雹から逃れるためには、屋内に避難するのが最低条件です。
更に危険を伴う場合は、屋内にいて、かつ低い階層で待機し、貫通する雹に注意してください。
地下があれば、なお良いと思います。
なお、雹は何時間も続くようなものではありません。長くても数十分で収まります。
しかし、雹のあとは高い確率で豪雨になったり雷とペアでやってくるので、
雹の前後は決して気が抜けない状態になります。
車の下に入って雹からは身を守れても、落雷が激しければ車の中にいるほうが、
まだましなこともあります。
雹はほかの災害と組み合わせてやってくることを忘れないでください。
単発でやってくることはまずないです。
また、発達中の雨雲で掛かりはじめの場所に発生しやすく、
豪雨の途中でくるよりも最初にいきなりということが結構あります。
つまり、曇りから落雷と一緒に雹から豪雨という流れが多いです。
急に夜や夕暮れでもないのに空がいきなり暗くなるほどの雨雲が迫ってきたら、
その時は十分警戒です。最低でも雷は鳴っているはずですから、雨も降っていない段階で落雷が
目視できるほどの状態ならすぐに屋内退避して、屋外での活動は中断してレーダーなどを
一度確認する方が良いです。こまめなチェックと素早い危機回避が
あなたの命を救うことになるかもしれません。災害から避けるためには、
予測できるものは空振り覚悟で早め早めの行動を心がけましょう。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
明日は、長野県で発生した松本地震(2011)を紹介します。
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【自然災害メモリアル】第302回:福井地震(1948)の日 [防災]要は気持ちの持ちよう
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