【自然災害メモリアル】第279回:天平地震(745)の日 [防災]格安ホテルにご用心？:自然災害情報共有放送局のブロマガ: 自然災害情報共有放送局(自然災害情報共有放送局)

どうも、
管理者のNDです。

6月5日は、
天平地震の日(745)から1274年です。

日本の歴史の中でもかなり古い方の記録ですが、岐阜県で発生した大地震であったことが
記録されていて、三日三晩揺れは収まらず、摂津(兵庫県南部)の方でも地震が20日間、
その内大きな地震は7日続いたという、恐ろしい地震活動であったことが伺える
大地震の記録が残されている地震です。

文献が少ない為、これ以上のものはわかりませんが、
おおよそこの日に起きたものであると推定されています。

今回は、
「格安ホテルにご用心？」をテーマにお伝えします。

ホテルというと、しっかり清潔に保たれたベッドのある開放的な空間であることが
ほとんどで、パンフレットなどに記載されているものは大抵しっかりしています。
しかし、民宿よりも遥かに恐ろしい廃墟同然のホテルが地方でたまに存在し、
人がなんとか進入できる箇所が存在しながら、格安で素泊まりできる場所が存在します。

しかし、それらの場所はボロい壁や壊れかけの設備などはまだしも
消防法においても危険な部分が多く、非常口の経路が示されていなかったり、
館内の通路が謎の荷物や物置と化していて、まともに歩けないようなもの、
酷ければ非常口のライトさえ電球切れなのか、消灯されているところまで存在します。

格安と言えど、一泊ぐらいならと言えど、安全面を強調するのであれば
好んでこのような場所に泊まるのは正直危険です。言ってみれば自己責任な状態ですから、
格安ホテルなどを選ぶときは、防災面にも気を配ってみて下さい。

ちなみに消防機関が交付する表示マークを見ると、
その場所が防火設備がしっかり整っているかを確認することができます。

防火対象物にかかる表示制度というもので、ホテル・旅館が申請して消防機関の審査を受けて
消防法令・建築基準法で定められた基準に適合していれば、「表示マーク」というものが
交付されます。

どのようなものかというと、
背景色紺色に、雪の結晶みたいなマークで真ん中に「適」の文字が入っています。
その際には取得年も確認してみましょう。この表示マークは1年間しか有効ではありません。
但し、3年継続すると通常銀色の雪結晶部分が金色になり、3年間有効になります。

旅行をよくする人は、興味があれば探してみて下さい。
※このマークがなくても別に違法ではありませんが、
　"既存不適格"になってしまった場所もあり、十分な注意が必要になります。

今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。

明日は長野県で起きた、焼岳噴火爆発(1915)の日です。