どうも、
管理者のNDです。

5月31日は、
富山市大火の日(1885)から134年です。

この大火で死者9人を出していますが、延焼拡大の原因はこれまた南の強風というものでした。
初夏には時々、高気圧の動きによって日本列島に暖かい空気が南から流れてくることがあり、
特に日本海側ではフェーン現象を伴うことが多い為に、乾いた風にもなりやすいです。

この火事の死者を見る限りでは、どれほどのものかイメージはし辛いでしょうが、
富山市内で6925戸が焼失したと言えば、どれほどのものだったかは想像に容易いでしょう。

また、この延焼を食い止めるために、30戸は自ら破壊して、
これ以上の延焼を防止する措置を取りました。

今回は、
「思い切った行動をあなたはできるか」をテーマにお伝えします。

どのような形であれ、"緊急"というイレギュラーにあなたは対策をしなければなりません。
普段はやってはいけないとさえ言われている行動が、この緊急時にはしても良いことになり、
その時に躊躇なくできるかどうかで、命を左右することもあります。

最も簡単な例としては、日常なら駅や踏切の「非常停止ボタン」です。
もし人がホームから落ちてしまったら、躊躇なく押すことが求められますが、
普段何もない時に押すようなことがあれば、罪になることだってあります。
しかし、緊急時と自分がわかってその場で行動しなければならない時は
一度や二度、経験することが必ずあります。

もし、あなたの目の前で人が倒れていたら、よほどあなたも今危険な状態でなければ
積極的に助けてあげなければなりません。災害の心得としてはあくまで自助ですが、
人を見過ごすわけにもいきません。助けられる時に必ず助けてあげてください。
救急車を呼ぶことは、震災時にできないにしてもあなたが応急処置の方法を
いくつかしっていれば、それだけでもかなり心強くなります。。

以前に紹介したクラッシュ症候群などの処置は、震災時どこかしら見受けられることがあります。
無理に動かす方が危険ですから、せめて水を飲ませてあげるなどして応急処置をとらせてください。

このように、あなたが思い切って瀕死の人に近寄ることができるかどうかも
ある意味ではあなたの性格とその場の勇気で決まります。性格は人にやさしくできない人も
いるでしょうから致し方ないとしても、助けられるだけの心を持っているのに
怖くてその人を助けられなかったという方が、その人にとっては必ず後悔します。
その場の思いとどまりが、大きな悔いを生むなら、せめて何かできることがないか、
お節介だと思われてもいいから、近寄ってあげるのが大切です。


今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
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