どうも、
管理者のNDです。

3月27日は、
那須雪崩事故(2017)から2年です。

那須茶臼岳雪崩事故とも呼ばれています。
まだ記憶に新しい方も多いかもしれません。この雪崩事故は、21世紀に入ってから
現在までで最大の死者数を観測した最悪の雪崩事故として記録されています。死者は8人でした。
登山講習に来ていた高校の生徒と教師が巻き込まれています。
当時の気象情報では、なだれ注意報が発表されていて、降雪量が24時間で30cmの面で
基準を満たし発表されていましたが、気温がこの日10度まで一気に気温が上昇して
雪崩が発生しやすい条件となっていたことが伺えました。

しかし、この雪崩事故には引率する教師がしっかりと危機管理をしていれば
未然に防げた可能性のある事故だったとして、遺族など一部からは教師側に
問題があったとして指摘がなされてもいます。実際に、気象庁側は雪崩注意報のほか、大雪注意報も
出ていて外出に適した環境とは言えませんでした。雪山経験がある3人には雪崩の事前予測は
可能だったかどうか、漠然としたコースの決定だったかどうかが焦点になっていて、
また責任がどこにあるのか、訴訟の可能性もまだ残された人為的な過失も相まって発生した事故と言われています。

尚、この事故に巻き込まれたのは8人だけではありません。実際には負傷者も40人別にいるため、
大勢の人々が雪崩の被害を受けていることも忘れてはなりません。

今回は、
「安全第一は今や義務」をテーマにお伝えします。

自然災害という不可抗力でも、最近では厳しい世論となっていて、安全を怠ると
責任が降りかかるような時代になっています。余程の場合は仕方がないにしろ、
今では統率者が死亡して、他の全員が助かれば"勇者"、
巻き込まれれば"責任"の文字が多く飛び交う、ある意味では非常に悲しい時代になっています。

しかし、できることは備えなければならないのはもはや今の日本では当たり前になっています。
消防法というものもあるぐらいですし、過去の教訓で杜撰な管理をしていた人も多かったことから
このようなことが増えています。良いことと言えば、無駄な死人を増やさない為にしっかり
やっていますが、人によってはその安全義務という責任が嫌で放り出したくなる人も
少なからず増えているのが実情な所です。安全一つ一つの為に面倒な仕事もたくさんしなくては
ならない―― など、うんざりに思う人もいることでしょう。

ただ、責任を感じるというよりは、誰もができるようなことを面倒くさがらずやるというだけで
安全面は一定の備えができます。毎日継続してしなければならないことというのは、
意外にそんな面もあります。逆にたった一つ忘れるだけで災害というのは、いつ来るか
分からない以上、本当にそのわずかな確率と隙が一致することもあるものなのです。
自分はなんて不運、という自己嫌悪に陥る前に自分をもっと徹底することで
そもそもそんな感情を抱かなくなるという意味ではプラスな面に繋がります。
普段からしっかりできている人は、そもそもこの感情を抱くことがない分、
一度自堕落な生き方をしてこそ分かる反省点とも言えます。
自分で管理できる場所は、やれる限り徹底することは仕事面だけでなく、
防災にもつながることを忘れないでください。

今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
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