どうも、
管理者のNDです。

3月14日は、
浜田地震(1872)から147年です。


今から150年近く前にはなりますが、島根県でも死者が多数出る地震は起きていました。
それがこの浜田地震で、推定される規模はM7.1前後とされ、死者は555人が文献に残っています。
島根県西部にあたる、浜田市や大田市などでは推定で震度7相当の揺れがあったとされています。
山崩れは実に大小併せて6500箇所以上にのぼるなど、非常に大規模な直下型地震となりました。

現在は地震活動もほとんどなく、平和な島根県ですがこのような地震は起きていることは
確かな記録として残っている以上は、未来永劫来ないということは絶対ありません。
山陰地方でも決して地震は来ないと油断することはせずに、一定の備えを持ちましょう。
もちろん、意識のしすぎは逆効果ですので適度な心構えを持つことが重要です。

今回は、
「非常食は優先事項ではない?」をテーマにお伝えします。

最近では新しく乳児向けの常温保存で半年賞味期限が持つ液体ミルクの技術が確立し、
防災食品としても注目された、ありがたいニュースがありました。
久しく見ていなかった防災関連の朗報は久しぶりに私も嬉しく思っています。

防災を始めるとなるとおそらく一番に思いつくであろう防災食品や非常食ですが、
実は一番に思いつくからこそ、一番に備えなくてもいいものだったりします。

長期的な災害を恐れると最低でも3日、推奨で1週間分の確保という点は正しく、
その話を否定する要素はもちろんありません。
しかし、優先順位としては防災食品は必ずしも一番というわけではありません。

では、保存に優れた水―― と思う人も思いますが、そういうわけでもありません。
何が一番大切なのかというと、まず非常食より大事なのは自分の命を守るものです。

非常食だけ備蓄に備蓄を重ねたところで、ほかの要素を厳かにしていると、
思わぬ形で非常食が役に立たなくなってしまうことがあります。
それが、あなた自身が死んでしまった時です。
1ヶ月分の食料を確保していようが、命がなければ消費できません。
もちろんこれは極端な例ですが、実際に大地震で家具が倒れてきて身動きがとれなくなると、
目の前に食料があって食べれば回復するゲームみたいな現実はありません。

圧迫されれば、血流に甚大なダメージを負いますし、
余震で更なる倒壊の可能性もあってその場から逃げなければ大変です。

まず最初に身を守るべきこととして必要なのは、家具の固定など地震という
身動き取れない状態のときにそれまでの備えがどこまでできているかで変わってきます。

非常食については、確かに全くないのはまずいですが、
避難所に行けば行列に耐えられる忍耐力さえあれば、運悪くない時・少ない時でも、
どうにかなることは多いです。但し、頼りっきりは禁止です。
それは自助だけになってしまい、共助・公助にはなりません。

飲み水だけでもしっかり確保はしておきましょう。
尚、トイレの対策も衛生面、体の心配面から考えても飲食系の備えより大事です。
家の構造が心配であれば、せめて家の中で身を守れる場所がどこかなどをしっかり把握するだけでも
一つの防災になります。次よその緊急地震速報の予報が出たらで構いませんから、
自分の地域に大地震が来たつもりで訓練をしてみると良いかもしれないです。



今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
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