どうも、
管理者のNDです。
3月13日は、
与那国島近海地震(1966)から53年です。
与那国島近海は、日本の最西端に位置する"国の最果て"で現在唯一居住可能な地域でもあります。
その場所でも日本は地震大国と言わんばかりに強い地震に見舞われた過去を持っています。
この与那国島近海地震では、M7.8という大地震に見舞われました。
家屋の全壊が1棟、与那国島内で石垣崩壊が23箇所などの被害が起き、
死者も2名出ています。震度5を与那国町、震度4を石垣市・竹富町で観測しているので、
先島諸島中が長く強い揺れ方をしたことが想像できます。
また、大きな被害にはなりませんでしたが、沖縄県内や九州の西方沖では沿岸部で
津波が観測されています。
尚、現存する気象庁の記録で最も与那国島近海震源の中で規模の大きい記録として残っています。
今回は、
「様々な情報の活用【ニュース編】」をテーマにお伝えします。
前回は地震情報の流れをお伝えしましたが、
今回のニュース報道の大まかな共通する流れを紹介したいと思います。
地震情報と違って、ニュースの報道では基本的に情報が全くないゼロの状態から始まります。
まず最初に出てくる情報は、交通情報から出てくると思います。
また、昼であればライブ中継から映し出された様子のライブが確認できますが、
暗い時間帯となると、その視認が難しくなるため、
消防庁・警察、そして各自治体などの情報が頼りになりがちです。
当然ですが、大地震になるほど現地の情報は入りづらくなるために、
全国に情報が伝わるのは遅くなっていきます。そうなると、最初に情報が掴めるのは
震源地から少し離れた主要都市の被害状況から入ってきます。
例えば北海道胆振東部地震では、札幌市の様子から比較的早い段階で情報が掴めました。
しかし、厚真町などの現地は電話が頼りで、停電などが発生して電波設備などに深刻な影響を
受けるとアナログな状態になるために中々情報が入ってこなくなってしまいます。
一番被害を受けた場所こそ一番欲しい情報でも、一番に情報が入らないのがこの自然災害の
ニュースの恐ろしさなのです。故に最初に入った情報で全てが確定するわけではないと
強い地震が起きた時ほど、各々が把握していなければなりません。
震度情報もそうですが、人的被害の数値などは時間を増すごとに基本的には増えていきます。
そして、よく間違われやすいのは、行方不明・心肺停止・死亡の扱いです。
心肺停止の状態というのは、まだ"死亡"としては扱われていません。
ニュースでは中々用いられませんが、"危篤"という表現がこういう場合は正しいと思います。
また、行方不明は数人単位や奇跡の生還劇などであれば発見された際にもニュースになりますが、
数百人単位となっている時で、無事連絡が取れたなどの素朴な発見の場合は
ニュースになることもなく、ひっそり数が減っていることもあります。
尚、"行方不明"は死亡にはならず、7年経過で法律上死亡という扱いになるようですが、
自然災害などによる行方不明は特別失踪という欄に該当するため、
1年で法律上の死亡が成立するようです。
ニュースでは、混在するので基本的に届出がない限り、遺体が見つかるか生存確認できるまで、
"行方不明者"としてカウントし続けられますので、1年たっても"行方不明"の欄は残ります。
火事や避難所の情報は正直行って、ニュースで手に入れるのは難しいです。
というのも広域に災害が起きた時は、一斉に伝えることがあっても自分の知りたい時と
合致するかというと微妙な点があります。外で活動をしている人には避難所の情報は、
ワンセグや動画は電池を消耗するために中々手に入れるのが難しいでしょう。
テレビで情報を手に入れようとせず、サイトでそう言った情報は手に入れるほうが近道です。
ニュースで役に立つのは速報など新たな情報は、民放・NHKが早いことが多いです。
確実性がない情報を出すこともありますが、ネットの情報に比べれば正確性は高く、
間違っても情報を修正してくれるので、基本的には信頼することはできます。
また、映像を介するので震災当時の映像などは現代では早い段階でリプレイ映像を
見ることができます。非常に稀ではありますが、震源地付近がライブ中継をしていれば
緊急地震速報より早く現地の揺れが伝わることもあります。
ニュースで情報を収集するのは良いことですが、
特に統計の情報は扱い方に注意が必要です。誤った使い方をすると
過大に災害の規模を見てしまったりすることもありますから気をつけてください。
また、民放でも不確定な情報を伝えることはありますのでしっかり留意するようにしましょう。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
管理者のNDです。
3月13日は、
与那国島近海地震(1966)から53年です。
与那国島近海は、日本の最西端に位置する"国の最果て"で現在唯一居住可能な地域でもあります。
その場所でも日本は地震大国と言わんばかりに強い地震に見舞われた過去を持っています。
この与那国島近海地震では、M7.8という大地震に見舞われました。
家屋の全壊が1棟、与那国島内で石垣崩壊が23箇所などの被害が起き、
死者も2名出ています。震度5を与那国町、震度4を石垣市・竹富町で観測しているので、
先島諸島中が長く強い揺れ方をしたことが想像できます。
また、大きな被害にはなりませんでしたが、沖縄県内や九州の西方沖では沿岸部で
津波が観測されています。
尚、現存する気象庁の記録で最も与那国島近海震源の中で規模の大きい記録として残っています。
今回は、
「様々な情報の活用【ニュース編】」をテーマにお伝えします。
前回は地震情報の流れをお伝えしましたが、
今回のニュース報道の大まかな共通する流れを紹介したいと思います。
地震情報と違って、ニュースの報道では基本的に情報が全くないゼロの状態から始まります。
まず最初に出てくる情報は、交通情報から出てくると思います。
また、昼であればライブ中継から映し出された様子のライブが確認できますが、
暗い時間帯となると、その視認が難しくなるため、
消防庁・警察、そして各自治体などの情報が頼りになりがちです。
当然ですが、大地震になるほど現地の情報は入りづらくなるために、
全国に情報が伝わるのは遅くなっていきます。そうなると、最初に情報が掴めるのは
震源地から少し離れた主要都市の被害状況から入ってきます。
例えば北海道胆振東部地震では、札幌市の様子から比較的早い段階で情報が掴めました。
しかし、厚真町などの現地は電話が頼りで、停電などが発生して電波設備などに深刻な影響を
受けるとアナログな状態になるために中々情報が入ってこなくなってしまいます。
一番被害を受けた場所こそ一番欲しい情報でも、一番に情報が入らないのがこの自然災害の
ニュースの恐ろしさなのです。故に最初に入った情報で全てが確定するわけではないと
強い地震が起きた時ほど、各々が把握していなければなりません。
震度情報もそうですが、人的被害の数値などは時間を増すごとに基本的には増えていきます。
そして、よく間違われやすいのは、行方不明・心肺停止・死亡の扱いです。
心肺停止の状態というのは、まだ"死亡"としては扱われていません。
ニュースでは中々用いられませんが、"危篤"という表現がこういう場合は正しいと思います。
また、行方不明は数人単位や奇跡の生還劇などであれば発見された際にもニュースになりますが、
数百人単位となっている時で、無事連絡が取れたなどの素朴な発見の場合は
ニュースになることもなく、ひっそり数が減っていることもあります。
尚、"行方不明"は死亡にはならず、7年経過で法律上死亡という扱いになるようですが、
自然災害などによる行方不明は特別失踪という欄に該当するため、
1年で法律上の死亡が成立するようです。
ニュースでは、混在するので基本的に届出がない限り、遺体が見つかるか生存確認できるまで、
"行方不明者"としてカウントし続けられますので、1年たっても"行方不明"の欄は残ります。
火事や避難所の情報は正直行って、ニュースで手に入れるのは難しいです。
というのも広域に災害が起きた時は、一斉に伝えることがあっても自分の知りたい時と
合致するかというと微妙な点があります。外で活動をしている人には避難所の情報は、
ワンセグや動画は電池を消耗するために中々手に入れるのが難しいでしょう。
テレビで情報を手に入れようとせず、サイトでそう言った情報は手に入れるほうが近道です。
ニュースで役に立つのは速報など新たな情報は、民放・NHKが早いことが多いです。
確実性がない情報を出すこともありますが、ネットの情報に比べれば正確性は高く、
間違っても情報を修正してくれるので、基本的には信頼することはできます。
また、映像を介するので震災当時の映像などは現代では早い段階でリプレイ映像を
見ることができます。非常に稀ではありますが、震源地付近がライブ中継をしていれば
緊急地震速報より早く現地の揺れが伝わることもあります。
ニュースで情報を収集するのは良いことですが、
特に統計の情報は扱い方に注意が必要です。誤った使い方をすると
過大に災害の規模を見てしまったりすることもありますから気をつけてください。
また、民放でも不確定な情報を伝えることはありますのでしっかり留意するようにしましょう。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
コメント
コメントを書く(ID:3607712)
一つ補足を。心肺停止について言及がありましたが、どうやら、明らかに死亡していると思われる状態であっても、医師が死亡と判断するまでは心肺停止と表現される要素があるようです。
これに関しては、死亡の診断に関してはあくまでも医師のみができる医療行為とされているためで、現場の救助班などでは仮に死亡と分かっている状態であっても、医師法に抵触する死亡の診断が出来ないため、生還の見込みあるなしを考慮せず、単に心肺停止としていることによるものです。