どうも、
管理者のNDです。

2月27日は、
宮崎県南部地震(1961)から58年です。


この地震では、死者2人が出た主に揺れによる被害が出ましたが、
津波も一緒に発生したM7.0の大地震です。
宮崎市や日南市など、宮崎県の主要都市各地で震度5を観測し、家屋も全壊が3棟などの
被害を出しました。
しかし、この地震の特徴的なものはその被害ではなく津波の起き方です。

この地震は、一応日向灘震源ではありましたが、陸地に近かったこともあり、
津波が高くはなく、被害がない中でも顕著な要素がありました。
それが、地震からわずか1分で津波が到達するという現象が起きたことです。
日南市の油津港付近で地震から早々に34cmという低い津波ではありましたが、
ほぼ一瞬ともいえる速さで津波が到達しています。

また、震源がその付近であったにもかかわらず、高知県の土佐清水の方でも津波を観測し
むしろそちらの方が高い津波で、95cmの津波を観測するなど、
被害こそなくても津波の脅威を感じさせられる地震であったと言えます。


今回は、
「離島や震源地の津波」をテーマにお伝えします。

M6.5以上の地震が起きると、基本的に津波が発生する目安となりますが
地震発生時の時点では緊急地震速報など、
ブレが激しい状態でまず震源も規模も大まかでしかわかりません。
故に、震源地付近の湾岸や離島などでは、事態を把握する前に津波が到達してしまうという
どうしようもない事態が発生していしまいます。沖合の地震で過去にプレート境界型地震が
起きたことがある場合にその周辺では今後も起きる可能性があるとして、
注意が必要な地域にはなります。
しかし、地震が起きている間に津波が襲来されるかどうかは時が来てみなければわかりません。
唯一の対抗策としては、緊急地震速報(警報)が鳴り、間もなく実際に揺れ始めているのであれば
その地震は強く、震源地も近いことが分かりますから、揺れが収まってきた時にはすぐに
高台になりふり構わず逃げるようにすることぐらいしか、避ける道はありません。
但し、1分で津波が襲来するといってもはじめの第一波は1m前後で堤防などは超えずに
まだ無事なことも多いです。もちろん絶対とは限らず、3分で1mを超える津波が予想される地域も
なくはありませんので、100%とは言えずとも生存率を上げる上において重要です。
そして、一番やっては何よりも諦めること。命を粗末にせず、生き延びる道を考えることで
他の人の命を助けることができる貴方の命をまず救ってください。

今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
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